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岩谷技研、ハムスターの成層圏への飛翔実験に成功 有人飛行に向けた大きな進歩

2022年06月23日 10時00分更新

 自社開発の気球による宇宙旅行の実現を目指している北海道のスタートアップ、株式会社岩谷技研は2022年6月9日に沖縄県宮古島市池間漁港において、自社開発の気密キャビンを使ったハムスターの生物実験を実施。最大高度23kmの成層圏まで飛翔したあと宮古の海上で無事回収され、生還した。

 キャビン内環境は実験過程を通じて、地上と同じ酸素濃度、温度、内圧に維持されていた事を計測している。設置カメラにはリラックスした状態で眠るハムスターの姿が写っており、人間に近い哺乳動物が宇宙空間で快適に過ごせることを実証した。

 今回の生物実験は、2022年2月末に実施されたガス気球による低高度有人飛翔試験につづき、「気球による有人成層圏フライト」の実現に向けた大きな標石となった。

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