シャオミ、モトローラに続いて登場した、ミドルクラスの日本向けカスタマイズ機「OPPO Reno7 A」。レビュー記事は後日掲載予定だが、まずは発表会での外観写真とスペックを中心におさらいしよう。
6.4型有機ELで横幅73.4mm、重量175g
ライバルと比べると、ちょうどいいサイズ感と重量なのでは
防水・防塵やFeliCaに対応するなど、OPPOが国内ユーザー向けに開発している「OPPO Reno A」シリーズも2019年から毎年新製品が登場して、早くも第4世代となる。3、5、7と奇数のモデルナンバーなのは、本国では1年に2度の新製品サイクルであるためとのことだ。
SoCはSnapdragon 695 5Gで、メモリーは6GB、ストレージは128GB。このあたりはシャオミ「Redmi Note 11 Pro 5G」(「1億画素超のカメラに有機EL、急速充電と至れり尽くせりの「Redmi Note 11 Pro 5G」」)、モトローラ「moto g52j 5G」(「3万9800円で防水&FeliCa搭載&性能も十分のモトローラ注目ミドル機「moto g52j 5G」をチェック!」)と同じ。ディスプレーは6.4型有機ELでこの両機よりは若干小さい(シャオミは6.67型、モトローラは6.8型)。リフレッシュレートも90Hz止まりだ。そのぶん、横幅は73.4mm(同76.1mm、76.8mm)、重量も175gと抑えられている(同202g、206g)。わずかな違いと言えばそれまでだが、実際に手に取ると差は大きく感じる。
カメラのスペックはライバルにやや負ける
nanoSIM×2とnanoSIM+eSIMの両方が可能なのは◎
日本のユーザーに受け入れられそうという部分では、筐体デザインも挙げられる。「OPPO Glow」と名付けられたOPPO独自の背面加工は見た目と違って、サラサラとした触り心地の良さで、派出すぎず、清潔感がある。側面はスパッとフラット。「iPhoneに寄っている」という言い方ができなくもないが、それでも多くのユーザーに好感を持って受け入れられそうだ。
カメラはメインが約4800万画素で、約800万画素の超広角、約200万画素のマクロの3眼構成(インカメラは約1600万画素)。Redmi Note 11 Pro 5Gの1億800万画素カメラほどの図抜けた性能ではないが、ミドルクラスとしては十分なものか。夜のポートレート撮影時に光を玉ボケさせる「ネオンポートレート機能」などが特徴的な機能として紹介されている。
バッテリー容量は4500mAh。生体認証は、有機ELの採用で画面内指紋センサー(+顔認証)に戻ったが、操作した限りは光学式と思われる。OSはAndroid 11ベースのColorOS 12。スピーカーは残念ながら本体下部のみのモノラル(シャオミはステレオ、モトローラはモノラル)。イヤホン端子は用意されている。
個人的にメリットがあると感じたのはSIMスロット。nanoSIM×2(片方がmicroSIMと排他)だが、eSIMにも対応しており、nanoSIM×2とnanoSIM+eSIMの両方の組み合わせが可能(シャオミ/モトローラともnanoSIM+eSIMのみ)。いろんなSIMを入れ替えして使いたいという人にはメリットとなるだろう。対応バンドについてはドコモ5Gの4.5GHz帯は本機も非サポート。SIMフリーのほか、au/UQ mobile/Y!mobile/楽天モバイルでも取り扱いされるので、これら3社のネットワークにはしっかり最適化されているはずだ。
カラバリはドリームブルー、スターリーブラックの2色。SIMフリー版の価格は4万4800円。
Redmi Note 11 Pro 5Gとmoto g52j 5Gとはスペックが似ている部分もあるが、細かなところで差異もある。その点、本機は上述したように「若干小さくて軽い」ことが、結構大きなメリットとなりそうだ。
「OPPO Reno7 A」の主なスペック | |
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ディスプレー | 6.4型有機EL(20:9)90Hz対応 |
画面解像度 | 1080×2400 |
サイズ | 約73.4×159.7×7.6mm |
重量 | 約175g |
CPU | Snapdragon 695 5G 2.2GHz+1.8GHz(オクタコア) |
内蔵メモリー | 6GB |
内蔵ストレージ | 128GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大1TB) |
OS | Android 11(ColorOS 12) |
対応バンド | 5G NR:n3/28/41/77/78 LTE:1/3/4/5/8/12/17/18/19 /26/28/38/40/41/42 W-CDMA:1/4/5/6/8/19 4バンドGSM |
無線LAN | IEEE802.11ac |
カメラ画素数 | 約4800万画素 +約800万画素(超広角) +約200万画素(マクロ) イン:約1600万画素 |
バッテリー容量 | 4500mAh(18W対応) |
生体認証 | ○(画面内指紋、顔) |
FeliCa/NFC | ○/○ |
防水/防塵 | ○/○(IP68) |
USB端子 | Type-C |
イヤホン端子 | ○ |
カラバリ | ドリームブルー、スターリーブラック |
発売日 | 6月23日 |
価格(SIMフリー版) | 4万4800円 |
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