キングジムは6月7日、息を吹き込むだけで酒気帯びの有無を確認できる「アルコールチェッカー」2機種を発表した。7月29日より発売する。
10月から施行される改正道路交通法施行規則により安全運転管理者による、運転前後のアルコール検知器を用いた運転者の酒気帯びの有無の確認と、アルコール検知器を常時有効に保持することが義務化される。従来は対象外だった白ナンバーであっても、自動車5台以上もしくは定員11人以上の自動車を1台以上所有の事業所は対象となる。
本製品は、電源を入れて息を吹き込むだけで酒気帯びの有無を数値とブザー、ライトで確認できるアルコールチェッカー。コストパフォーマンスの良い半導体式ガスセンサーを搭載したBAC10と、アルコール判別性能に優れるという燃料電池式ガスセンサーを搭載したBAC100の2機種をラインアップする。
BAC10は、半導体式ガスセンサーを搭載したモデルで、コストパフォーマンスに優れるため大量導入に最適とする。電源を入れ、およそ20秒の待機時間後に息を吹き込むと、数値とブザー、ライトで結果を知らせる。測定結果は0.01mg/L単位、100段階で表示する。
BAC100は、燃料電池式ガスセンサーを搭載したモデル。アルコール判別性能に優れており、測定までの待機時間が短いことが特徴。過去の測定履歴を表示する機能を搭載し、測定データの管理が可能。電源を入れ、およそ10秒の待機時間後に息を吹き込むと、数値とブザー、ライトで結果を知らせる。測定結果は0.001mg/L単位、2000段階で表示する。
息を吹き込みやすい専用マウスピースが5個付属しており、都度交換し水洗いができるので衛生的に使用できる。専用マウスピースだけのオプション品(5個入り)も別売りで販売する。
価格はBAC10が4400円、BAC1001万6500円。初年度販売目標数量は合計で3万台としている。
※本製品のデータは飲酒の有無を判断するための一つの判断材料であって、運転の可否を判断するものではない。
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