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電通、スタートアップとCVCの共創をクリエイティブで支援

2022年05月31日 07時00分更新

 株式会社電通は2022年5月26日、事業会社の変革を目指すコーポレートベンチャーキャピタルが抱える協業に潜む課題を、本質的な価値を見極め、心を動かすクリエイティブの力で解決するコンサルティング・サービス「電通グルー・スプリント for CVC」の提供開始を発表した。

 現在、多くの事業会社が、投資による財政的リターンや戦略的リターンを目的に、新規事業に取り組むスタートアップ企業への投資・協業などを行っている。この投資の流れを円滑にするには、アライアンスやビジョン(協業の目的/方針)を言語化することでステークホルダー間の認識を共通化し、協業の目的に沿ったプロダクトやサービスの開発を進める必要がある。しかし、協業を進める上で、両者の立場の多様さ、モチベーションの方向性の違い、協業イメージの不明確さなどが課題となっている。

「電通グルー・スプリント for CVC」は、協業プロセスに潜む課題の解決策として、二つのクリエイティブ・スキルを提供。一つ目は、アライアンス・ビジョンづくりにおける電通のクリエイティブ・スペシャリストがもつ、物事を言語化・可視化するスキル。本質を整理し、期待値の高まるビジョンをつくり、すべてのステークホルダーを結束に導くことで協業を加速させる。二つ目は、プロダクトやサービスなどへのビジョンの実装に生かす、心を動かす表現スキル(UI/UXなどをデザインするスキル)。掲げたビジョンの実現のために、ユーザーの利用シーンを想定し、プロダクトやサービスが適切に機能しているか、心が動くかなど、あらゆる角度から検証し歪みを解消することで、事業会社とスタートアップ企業の協業の精度や効果を高めるサービス。

 電通は「電通グルー・スプリント for CVC」の提供により事業部と投資先スタートアップ企業との協業がスムーズに進むようにし、企業の事業変革や継続的な事業成長の実現に貢献すると共に、今後は事業共創や投資スキームなどの手法も交えながら、支援領域を拡張していくことで新産業の創造に貢献していくとのこと。

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