ファーウェイ・ジャパンは、海外では「MWC Barcelona 2022」に合わせて発表した、E Inkディスプレー搭載のタブレット「HUAWEI MatePad Paper」を国内でリリースすることを発表した。6月9日の発売で、価格は6万4800円。
バックライトを持つ液晶やパネル自体が発光する有機ELと異なり、反射型パネルのE Inkディスプレーは、Kindleを始めとする電子書籍端末ではおなじみで、最近では汎用のタブレットでも採用例が増えてきた。書き換えに若干の時間を要するのとモノクロ表示ということもあり(E Ink自体はカラー表示のパネルも存在する)、得意な用途は若干限られるが、電子書籍やデジタルメモではその威力を大いに発揮する。
HUAWEI MatePad Paperでもこうした使い方を意識。10.3型という比較的大型で表面はアンチグレア処理、また1404×1872(227ppi)という高い解像度などで、テキストの読みやすさを追求。32段階の明るさ調整が可能なサイドライトによって、暗い場所でも読書がしやすくなっている。
また、製品には「M-Pencil(第2世代)」を付属。4096段階の筆圧感知や26msの低遅延で手書きメモが可能。日本語を含めた手書き文字をテキストに変換する機能や、本機のマイクで会話を録音しながらメモを取る機能なども用意されている。
そのほか主なスペックは、SoCはHUAWEI Kirin 820E、4GBメモリー、64GBストレージ、3625mAhバッテリーなど。側面に指紋センサーを一体化した電源ボタンを搭載。本体サイズは、役182.7×225.2×6.65mm、重量は約360g。OSはHarmonyOS 2で、HUAWEI AppGallery経由でアプリのインストールが可能。また、ファーウェイ自社でも「HUAWEI Books」と名付けれた電子書籍ストアを展開しており、国内主要出版社を含む、10万冊以上の書籍にも対応するとのことだ。
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