ASUSは日本時間5月10日に世界向け新製品発表会を実施し、Zenbookシリーズ6機種とVivobookシリーズ3機種を発表した。
今回もほとんどのモデルにOLEDを搭載しているほか、新たにキーボード部分がリフトアップするなど、新デザインを実現し、CPUはインテルの12世代コアとAMDの6000シリーズ、GPUも最新モデルを搭載しているのが特徴で、日本で発売となるモデルは後日発表となる予定だ。
キーボードが自動リフトアップで冷却効果もUP
Zenbook Pro 16X OLED(UX7602)
Zenbookの上位モデルであるProシリーズの16型モデルで、CPUは14コア20スレッドのCore i9-12900HまたはCore i7-12700Hを、GPUはNVIDIAのGeForce RTX3060を搭載する高速マシンである。
ディスプレーは16インチの16:10、4K解像度の有機ELで、HDR、60Hz、タッチ対応でASUS Penも利用できる。スタイルはクラムシェル型だが、キーボードの後部がリフトアップするようになっており、打ちやすさと冷却効率の向上を実現している。キーボードの手前にはクリエイター向けノートPC「ProArtシリーズ」で採用されているASUS Dialを搭載。タッチパッドはハプティックでテンキーとしても利用できるASUS NumberPad 2.0と搭載している。
インターフェースはThunderbolt4×2、USB 3.2 Gen2 Type-A、HDMI 2.1、SDカード、オーディオコンボ、電源入力、バッテリーは96Whで、サイズは355×252×16.9mm、重量は2.4kg。
おなじみ2画面の14型は28KのOLED搭載
Zenbook Pro 14 Duo OLED (UX8042)
ASUSならではの2画面デザインの14型ノートPCで、CPUは14コア20スレッドのCore i9-12900HまたはCore i7-12700H、Core i5-12500H、GPUはNVIDIA GeForce RTX3050Tiを搭載する。
メインディスプレーは14インチの16:10で、2880×1800ドット有機ELの120Hz、タッチ対応で最高輝度は550nit。セカンドディスプレーはScreenPad Plusという名称で、12.7インチで2880×864ドットで、こちらもタッチ対応で120Hz、500nitとメインと同等の性能となっている。
インターフェースはThunderbolt4×2、USB3.2Gen2タイプA、HDMI2.1、SDカード、オーディオコンボ、バッテリーは76Wh内蔵で、323.5×224.7×17.9mm、重量は1.7kgである。
フリップ型でもコアiのHシリーズ搭載
Zenbook Pro 15 Flip OLED (UP6502)
Flipという名前の通り、ディスプレーが360度回転するデザインの15型ノートPCで、CPUはCore i7-12700HまたはCore i5-12500H、GPUとして、インテルのArc A370Mを搭載する。
ディスプレーは15.6インチのタッチ対応有機ELで、インターフェースはThunderbolt 4×2、USB 3.2 Gen2 Type-A、HDMI 2.0、マイクロSDカード、オーディオコンボ、バッテリーは96Wh内蔵で、355×229×18.9mm、重量は1.8kgである。
初の17インチはAMD搭載
Zenbook Pro 17 (UM6702)
Zenbook最大の17型モデルで、キーボードにはテンキー部を搭載する。こちらはCPUがAMDのRyzen 9 6900HXまたはRyzen 7 6800HX、GPUはGeForce RTX3050を搭載する。
ディスプレーは17.3インチの3種類で、16:9のWQHDのタッチ/ノンタッチ、FHDのノンタッチ。いずれもOLEDではなくIPSである。インターフェースはUSB4 Gen3のType-C×2、USB 3.2 Gen2 Type-A×2、HDMI 2.0、SDカード、オーディオコンボ、バッテリーは76Wh内蔵で、ボディサイズは395×258.6×18.9mm、重量は2.2kgである。
13型16対10ディスプレーにAMD搭載のモバイル
Zenbook S13 OLED (UM5302)
AMDのRyzen 7 6800UまたはRyzen 5 6600Uを搭載する13型のモバイルノートで、ディスプレーは13.3インチの16:10、2880×1800ドットのOLEDでタッチとノンタッチがあり、最高輝度は550nit。インターフェースはUSB Type-C×3でディスプレー出力とPDが可能。タッチパッドはナンバーパッドも選択できる。
サイズは296.7×210.5×14.9mmで、バッテリーは67Wh搭載の重量は1.1kgとなっている。
フリップ型のモバイルノートPC
Zenbook S13 Flip OLED (UP5302)
こちらもその名のとおり、ディスプレーが360度回転する13型ノートで、CPUは第12世代Core i7である。
ディスプレーは13.3型2880×1800ドットのOLEDで、インターフェースはThunderbolt 4×3にマイクロSD、オーディオジャック。サイズは296.3×209.7×14.9mmで重量は1.1kg。
インテルかAMDが選択できる16インチノート
☆Vivobook Pro 16X OLED (N7601/M7601)
Zenbookよりもお求めやすいVivobookシリーズの16型で、インテルモデルとAMDモデルがある。
インテルモデルはCore i9-12900HまたはCore i7-12700H/12650Hで、GeForce RTX3060と3070Tiを、AMDではRyzen 9 6900HXまたはRyzen 7 6800HにGeForce RTX3060をMax-Qで搭載する。
ディスプレーは16インチで16:10で、OLEDは3200×2000ドットと3840×2400ドット、IPSでは2560×1600ドットとなる。
インターフェースはインテルではThunderbolt 4、AMDではUSB4のType-CとUSB 3.2 Gen2のType-C、USB 3.2 Gen2とGen1のType-A各1つ、HDMI、オーディオコンボ、SDカードに加え、有線LANポートも持つ。ボディサイズは355.4×248.5×19.9(20.9)mmで、重量は2.3kg。
14型で28KOLED搭載ノート
Vivobook S14X OLED (S5402/M5402)
こちらは14型でインテルモデル(S5402)はCore i7-12700H/12650H搭載、AMDモデル(M5402)はRyzen 9 6900HXまたはRyzen 7 6800Hを搭載する。
ディスプレーは14.5インチの16:10、2880×1800ドットのOLEDで、インターフェースはインテルではThunderbolt 4×2、AMDではUSB4のType-C×2に加え、Type-A×2、HDMI、オーディオコンボを持つ。ボディサイズは322.3×230.9×17.9mmで、重量は1.6kg。
アーティストコラボで持ち歩くのがうれしい
Vivobook 13 Slate OLED Philip Colbert Edition/Steven Harrington Edition
アーティストとコラボし、特別にデザインされたギフトボックスに入ったタブレットで、Philip Colbert とSteven Harringtonのイラストがプリントされている。
CPUはPentium Silver N6000でディスプレーは13.3インチのFHDのOLED、セットには本体とともに、カバースタンド、デタッチャブルキーボード、ペン、スタイラスホルダー×2、キーボードステッカー、ケースに加え、特別デザインのマウスも用意される。
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