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春のヘッドフォン祭 2022 miniが開幕、ほぼ2年半ぶりのリアル開催

2022年04月29日 11時00分更新

 フジヤエービックが主催する「春のヘッドフォン祭 2022 mini」が中野サンプラザで4月29日に開幕した。新型コロナウィルス感染防止対策のため、入場者は事前登録が必要で、約45社が出展。ほぼ2年半ぶりのリアル開催となる。

 入場にはQRコードの提示が必要。恒例の会場内物販は行われないが、オンラインで最大50%オフのヘッドホン・イヤホンセールを5月9日まで実施中。詳細はフジヤエービックのサイトを参照してほしい。

おもな見どころや新製品

 “mini”とあるように使用されるフロアは13Fと15Fのみで例年に比べて小規模。しかしながら参考出品される製品も多く、新製品が実体験できる貴重な場であるため、来場者の期待は大きい。

 アユートは、Astell&Kern初の完全ワイヤレスイヤホン「AK UW100」などを展示。CHORDやULTRASONEの新製品も展示する。

Astell&Kern初の完全ワイヤレス「AK UW100」。音質特化で機能は絞り、4万円弱と高価だが売れ行きは好調だという。

ULTRASONEの新Signatureシリーズ。PULSE(実売8万円弱)、NATURAL(10万円弱)、MASTER(12万8000円強)。

 ミックスウェーブは、米Campfire Audioの14mmシングルプラナードライバー搭載の新イヤホン「Supermoon」、Unique Melodyの国内60台限定イヤホン「MEST indigo」(4月28日発売・31万9000円)、発売時期/価格未定の「MEXT」などを出展。

Supermoon。日本での発売時期は今夏で、価格については未定だが現状では20万円台の前半程度を想定しているようだ。

MEST indigo

MEXT。Unique Melodyブランドの製品で、発売時期や価格などは未定。低域×2(ダイナミック, コイル骨伝導)、中域×2、高域×2の6ドライバー/ハイブリッドイヤホンだ。

 iFi audioを扱うトップウイングサイバーサウンドグループは、ポータブルに特化した「GO」シリーズとして既存のBluetoothレシーバー「GO blu」に続く第2弾新製品を参考出展。

スティック型USB DACアンプの「GO bar」(仮)。5万円程度の価格で5月末の発売を予定している。

BluetoothレシーバーアンプのGO bluと比較。

 FiiO、Noble Audio、Cleer、MYTEK、Benchmark、Ferrumなどを扱うエミライは、昨日発表の「FALCON ANC」(5月13日発売予定・実売2万円弱)を展示。また、4.4mmバランス出力対応のBluetoothアンプ「BTR7」や超小型USBドングルDAC「KA1」などFiiOブランドの新製品も国内初公開。最近取り扱いを始めたCleerブランドは、完全ワイヤレスイヤホン「ALLY PLUS II」に加え、「ROAM NC」を国内初展示する。

BTR7

BTR7(裏)。ハイレゾワイヤレスロゴやTHXロゴがある。

FiiOのUSBドングルDAC「KA1」

ROAM NC。フィードフォワードのみだがノイズキャンセル機能を持ち、9000円程度と低価格。ブランド名のクリアーが示す通り、抜けがよく爽快なサウンドだった。

 finalは新しい完全ワイヤレスイヤホン「ZE2000」を発売に先がけていち早く展示。試聴も可能だ。また、DITAブランドの新しいフラッグシップイヤホン「Perpetua(パーペチュア)」、FiR audioの新IEM「Frontierシリーズ」も登場した。これらの詳細は別途お伝えする。

ZE2000はマット調の処理。ZE3000はシボ調の処理になっており、ドライバーは同じだが、音質チューニングなどは異なる。

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