週刊アスキー

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海賊版サイト、ネタバレサイトはリスクの巣窟でもある

違法なネタバレサイトもあると知らずに利用してヒヤリ

2022年04月28日 18時00分更新

海賊版の次はネタバレにヒヤッとする番

 アスキーのYouTubeチャンネル特番「ネットでヒヤッとした話~【アスキー×マカフィー】」からスピンアウトした、「思わずヒヤッとした、ネットにまつわる怖い話」を紹介するこの連載。

 今回は「ネタバレサイトで違法行為に加担したかも? でヒヤリ」というお話です。

ネタバレサイトを気軽に楽しんでいたけれど……

 私がよく見るSNSや掲示板では、有名漫画の展開で毎週大盛り上がりしているのですが、私はその漫画をイチから追いかける時間もお金もないので、軽い気持ちでネタバレサイトを訪れたところ、画像混じりで毎回の展開が載っている!

 しかも検索すると有名どころの作品にはほぼネタバレサイトが存在するので、すっかり病みつきに。ところが最近、ネタバレサイトの運営者が摘発されたとのニュースを見て、違法だったことを知り、慌てて遠ざかりました。

 「あの漫画が無料で読めるらしいよ」という甘言。まさに悪魔のささやきです。漫画をはじめとするさまざまな著作物を無断でコピーし、ネット上にアップして閲覧可能にする行為が違法となることは、さすがに皆さんご存じのことでしょう。著作権法違反により摘発され、10年以下の懲役または1000万円以下の罰金(もしくは両方)が科される可能性があります。

 さらに最近では、投稿者さんがヒヤッとした原因である「ネタバレサイト」が跋扈しています。これは、漫画そのものをコピーしてアップロードするのではなく、漫画の一部を画像として掲載したり、コマのセリフを抜き書きしたりして毎回の内容が理解できるように仕立てているもの。また、漫画のコマそのままをアップロードせず、ある程度加工して掲載するようなこともあるようです。

 運営者は『海賊版じゃないし、引用だからセーフ』と思っているのかもしれませんが、引用には「適正な引用」と認められるための一定のルールが存在し、また著作権者に損害を与えているか否かも争点となります。連載を追いかけている感想・考察サイトとの違いはまさにそこにあります。

 実際、2022年2月には著作権法違反の疑いでネタバレサイトの運営企業とその代表者が書類送検されています。

 そして今回の投稿者さんも、違法の可能性が高いサイトであることはうすうす気づいていながらも「軽い気持ち」で楽しんでいたのではないでしょうか。だからこそニュースを知って、すぐさま遠ざかったのでしょう。なお、現時点ではネタバレサイトを閲覧しただけで罰せられることはありません。

違法サイトにはマルウェアや詐欺の罠がある可能性も

 そして海賊版サイトやネタバレサイトのなかには、マルウェア感染や詐欺を目的とした罠が張られていることもあり得ます。うかつにクリックするとマルウェアが勝手にダウンロードされてしまう、あるいはワンクリック詐欺に引っかかってしまうかもしれません。

 また、閲覧時に個人情報の入力が求められることもあるかもしれません。さすがにクレジットカード情報などを軽々しく入力することはないと思いますが『メールアドレスぐらいなら……』などと登録してしまうと、それが悪意ある第三者に渡ることで、迷惑メールが大量に届くことになる可能性大です。

 それらのメールがきっかけとなり、マルウェアに感染したり、フィッシングサイトへ誘導されたり、果てはランサムウェアの餌食となったりといったリスクも上昇していくことでしょう。

 こういった万が一のリスクに備えるためのセキュリティ対策製品は有用です。たとえばマカフィー ウェブアドバイザーの機能拡張をChromeにインストールすることで、怪しいサイトをブロックすることが可能です。もちろん、リスクのあるなしに関わらず、海賊版サイトやネタバレサイトを利用するのは避けましょう。作者や出版社に対して対価を払うことなく作品を楽しむ行為は、最終的にそのエンタメを先細りさせていく手伝いをしているようなものなのです。

 投稿者さんには、ぜひ今後も漫画を愛読していただきたいと思います。

アナタのとっておきの「ヒヤッとした話」を教えてください!

 ご自身あるいはご家族が遭遇した体験談、はたまた友人知人から聞いた話でもOK。純粋(?)なサイバー攻撃から、ネットで交流する上でのリテラシーにまつわるイザコザまで広くお待ちしています。ご応募はこちらから。

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