週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

山根博士のグロスマレビュー

美しさとパワーを秘めた折りたたみスマホ、ファーウェイ「HUAWEI P50 Pocket」

2022年04月21日 12時00分更新

ファーウェイ「HUAWEI P50 Pocket」

 ファーウェイがグローバルで販売中の「HUAWEI P50 Pocket」は、同社初となる縦に折りたたむ形状のスマートフォンだ。ファーウェイの折りたたみモデルと言えば横向きにたたむ構造の「HUAWEI Mate X」シリーズが知られているが、2021年2月に「HUAWEI Mate X2」が登場後、マイナーチェンジモデルは出てきたものの後継機はリリースされていない。HUAWEI P50 Pocketはファーウェイのカメラ性能を強化したPシリーズに属する製品として、2021年12月に発表された製品である。

HUAWEI P50 Pocketの正面と背面

これがファーウェイ流の縦折りスマホ
性能はハイエンドでなにより美しい

 HUAWEI P50 Pocketはファーウェイとしては珍しく、チップセットにクアルコムのSnapdragon 888を搭載している。通信方式は5G非対応で4Gまでに対応。これはアメリカ政府の制裁の影響を受けてのこと。ディスプレーサイズは6.9型(2790×1188ドット)、アスペクト比はシネマサイズの21:9となっている。

 本体サイズは開いたときが約75.5×170×7.2mmで、重量は約190g。6.7型ディスプレーを搭載している同じ形状のサムスン電子の「Galaxy Z Flip3 5G」と比べると、ディスプレーが大きいぶん本体サイズも若干大きめだ。

開いた状態を側面から見る。完全なフラット形状となる

 本体を閉じると、2つの円を配置した独特な外観デザインが目を惹きつける。閉じた時の大きさは約75.5×87.3×15.2mmと片手で楽に持てる大きさとなる。本体外面のエッジ部分は角を落とした形状になっており、手にフィットしやすいと感じられた。また、このゴールドモデルはプレミアムエディションで、デザイナーのイリス・ヴァン・ヘルペン氏が手掛けた羽のようなモールドはエレガントな雰囲気を出している。

閉じるとほぼ正方形の小さい形状となる

 本体を閉じるとヒンジ部分にすき間はなく、上下がぴたりと閉じる様も美しい。ヒンジ背面にはファーウェイの名前も入っており、閉じたときのアクセントとなっている。なお防水には非対応なので、ヒンジ部分からの水の侵入には気を付ける必要があるようだ。

すき間なく閉じることのできる折りたたみ形状

 Galaxy Z Flip3 5Gはカジュアルなカラバリを揃えており、ファッショナブルな端末というイメージだが、HUAWEI P50 Pocketはその本体カラーやモールドのデザインから「美」「ゴージャス」という印象を大きく受ける。ファーウェイのフラッグシップラインに属する製品でもあることから、高級感を強く意識した製品に仕上がっている。

美しさを極めたスマートフォンと言えるかもしれない

 本体を開いて持ってみると、21:9のワイドサイズのディスプレーは表示エリアが広いため動画視聴はもちろんのこと、SNSの利用にも便利だ。2つのアプリの同時起動も使い物になるだろう。開いた状態を見ると6.9型ディスプレーを搭載した普通のスマートフォンにも見える。

21:9のシネマサイズディスプレーは使いやすい

 閉じたときの良好なホールド感は、ほかのスマートフォンでは味わえない、縦折り型ならではのもの。このサイズで開けば普通のスマートフォンと変わらぬディスプレーが使えるのはとても便利だ。なお、2つの円は片側が1.04型(340×340ドット)のディスプレーで、その表示はまるでスマートウォッチのようでもある。もう片側にはトリプルカメラを搭載している。

閉じれば手のひらにすっぽりと収まる大きさになる

 外部ディスプレーはタッチ操作にも対応。スワイプすることで日時→カメラ→ミラー→天気→音楽再生と表示を変えることができる。カメラを起動するとメインカメラで自撮りする際のプレビュー画面になる。小さいながらも自分の顔を写す用途なら十分使える。

外部ディスプレーは4つのアプリに切り替えできる

 パッケージには純正のケースも付属していた。透明素材だがエッジ部分がゴールドにモールドされており、HUAWEI P50 Pocketの美しさを損なわない処理がされている。サードパーティー製のケースの登場があまり期待できないだけに、純正ケース付属はうれしい配慮だ。

パッケージに同梱されていた純正透明ケース

 さて外側に2つの円が並んだデザインと言えば、2021年8月に発売されたファーウェイのフラッグシップモデル「HUAWEI P50 Pro」が思い起こされる。HUAWEI P50 Proは2つの円の台座それぞれにカメラを配置していた。両者を並べてみると確かにイメージは似ている。

HUAWEI P50 Pocket(左)とHUAWEI P50 Pro(右)

 HUAWEI P50 Pocketは当初中国のみで発売になったが、現在はヨーロッパやアジアなど広い地域で販売されている。中国向けにはHarmonyOS 2が搭載されているが、グローバル向けはAndroidベースのEMUI 12(グーグルサービス非搭載)となっている。ファーウェイとしてはHarmonyOSのエコシステムをグローバルに拡大したいところだろうが、サードパーティー製のアプリの対応を考え、中国以外の国ではAndroidベースのOSとなったようだ。

今回テストしたモデルは中国向けのため、HarmonyOS 2を搭載している

 今回テストした中国版のHUAWEI P50 Pocke5のホーム画面を見てみよう。HarmonyOS 2のUIだ。アプリアイコンの一部はアイコンの下にアンダーバーが見えるが、これがあるアプリは長くタップしているとそのままウィジェットを作ることができるもの。またアプリのフォルダは2×2サイズに3×3のアイコン表示が可能だ。

HarmonyOS 2のホーム画面

 設定関係はAndroidスマートフォンと大きくは変わらない。ディスプレーのリフレッシュレートは60Hzまたは120Hzに切り替え可能だ。HUAWEI P50 Pocketならではの設定として、外部の円形ディスプレー用の壁紙も多数用意されている。そしてパフォーマンスの計測ではAnTuTu 9のスコアが518410だった。

ディスプレーのリフレッシュレート(左)。外部ディスプレイの壁紙(中)。AnTuTuスコア(右)

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう