G-Master Axilus NEO H670/D4をレビュー
Core i5-12400&RTX 3050で20万円切りのゲーミングPC、「美しさ」も性能も大満足の理由
サイコムの「G-Master Axilus」シリーズは、コロナ禍における社会貢献として、売り上げの5%を寄付するという少々変わったゲーミングPCシリーズだ。こう聞くと「最初から高く設定してあるんでしょ?」と疑ってしまいがちだが、実は同社のラインアップの中でも、かなりコストパフォーマンスの高いモデルとなっている。
このシリーズは2020年に発売をスタート。当初は台数限定モデルという扱いだったが、ゲーミングPCとして十分な性能で、寄付対象モデルにもかかわらずコストパフォーマンスが高い、サイコムが得意とする高度な組み立て技術が駆使されているとあって、1週間も経たずに完売した。その後、限定台数を追加しても人気が衰えなかったということで、正式なラインアップとして加えられたという経緯がある。
現在は「G-Master Axilus NEO」シリーズとしてリニューアルしているが、この「売り上げの5%を寄付」というコンセプトは今も継続中だ。現在は、赤い羽根福祉基金の「支える人を支えよう!赤い羽根 新型コロナ感染下の福祉活動応援 全国キャンペーン」へ寄付している。今回紹介する「G-Master Axilus NEO H670/D4」は、第12世代インテルCoreプロセッサー(以下、第12世代Core)を搭載した最新モデルになる。その魅力をお伝えしよう。
G-Master Axilus NEO H670/D4 | ||
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標準構成の主なスペック | 試用機の主なスペック | |
CPU | インテル「Core i5-12400」(6コア/12スレッド、最大4.4GHz) | |
CPUクーラー | Noctua「NH-U12S redux」(空冷、120mmファン、サイドフロー) | |
マザーボード | ASUS「PRIME H670-PLUS D4」(インテルH670、ATX) | |
メモリー | 8GB×2、DDR4-3200<メジャーチップ・8層基板> | 16GB×2、DDR4-3200<メジャーチップ・8層基板> |
ストレージ | Crucial「BX 500 CT480BX500SSD1」(480GB 2.5インチSSD、SATA 3.0、システムドライブ) | インテル「SSD 670p SSDPEKNU512GZ」(512GB M.2 SSD、PCIe 3.0、システムドライブ) |
グラフィックス | ASUS「PH-RTX3060-12G-V」(GeForce RTX 3060、12GB GDDR6) | MSI「GeForce RTX 3050 AERO ITX 8G」(GeForce RTX 3050、8GB GDDR6) |
電源ユニット | SilverStone「SST-ET650-HG」(650W、80 PLUS GOLD) | Corsair「RM850x 2021 CP-9020200-JP」(850W、80 PLUS GOLD) |
PCケース | NZXT「H510i CA-H510i-W1」(ATX、ミドルタワー) | |
PCケースファン | Fractal Design「Dynamic X2 GP-12」(120mm) | |
OS | Microsoft「Windows 10 Home 64bit」 | |
直販価格(2022年4月11日時点) | 18万6890円 | 19万6130円 |
試用機は標準構成から、ビデオカードをGeForce RTX 3050搭載モデルに下げた一方で、メモリーは32GB(16GB×2に倍増し、ストレージは2.5インチのSATA SSD(480GB)からPCIe 3.0接続のM.2 SSD(512GB)にグレードアップ。また、電源ユニットも850Wに強化しており、PCとしての足まわりに振った構成に感じる。
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