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HUAWEI MateBook E実機レビュー その4

Core i3モデルでも「HUAWEI MateBook E」の完成度の高さは感じられる

2022年04月29日 10時00分更新

 12.6型有機ELディスプレー搭載の2in1 PC「HUAWEI MateBook E」の実機レビューも今回で最終回。最後に使い勝手を主にチェックして、総括的なレビューをお届けします。

ファーウェイ「HUAWEI MateBook E」8万8800円~

有機ELディスプレーの画質は非常に満足
ペンも使えてスキがない

 まずディスプレーですが、12.6インチ有機EL(2560×1600ドット、240ppi、最大輝度600cd/m²、コントラスト比1000000:1)を搭載しているだけに、画質については非常に満足感が高いです。カラーキャリブレーション機器「i1Display Pro」と色度図作成ソフト「ColorAC」で色域を実測したところ、sRGBカバー率100%、AdobeRGBカバー率98.3%、DCI-P3カバー率100%という広色域を確認できました。

 RAW画像の現像、動画のカラーグレーディングにも活用できるだけのディスプレー品質を備えています。となると、なおさらCore i5搭載モデルがほしいところですね。

12.6インチ有機ELディスプレー(2560×1600ドット、240ppi、最大輝度600cd/m²、コントラスト比1000000:1)は、鮮やか、かつ階調豊かに画像、映像を表示可能。コンテンツ鑑賞もはかどります

実測したsRGBカバー率は100%、AdobeRGBカバー率は98.3%、DCI-P3カバー率は100%

 キーボードカバー「HUAWEI Smart Magnetic Keyboard」のキーピッチは実測19.2mm前後、キーストロークは実測1.1mm前後。Surfaceシリーズのキーボードカバーのようにキーボード面に傾斜を付けられないので、強く打鍵すると衝撃が指にダイレクトに伝わります。しかし、クリック感自体は適切。少し力を加減してタイプすれば快適に長文入力できるキーボードです。

キーピッチは実測19.2mm前後

キーストロークは実測1.1mm前後

タブレット側が山折りになり、HUAWEI MateBook Eを支えます

角度調整は110~160度の範囲で可能です

HUAWEI Smart Magnetic Keyboardの実測重量は437.5g

 専用ペン「HUAWEI M-Pencil(第2世代)」は、4096段階の筆圧感知と傾き検知に対応。磁力でHUAWEI MateBook Eに装着してワイヤレス充電できて、連続10時間利用可能です。HUAWEI MateBook Eと吸着するための凹みが、親指のかかりがよくて持ちやすいですね。予備のペン先が同梱されているのもうれしい配慮です。

HUAWEI M-Pencilの太さは実測8.7mm前後

HUAWEI M-Pencilにはペン先が3つ同梱されています。透明なペン先は硬め、グレーのペン先は軟らかめです

【まとめ】2in1 PCとしての完成度は
Core i3モデルでも十分感じられる

 今回はHUAWEI MateBook EのCore i3搭載モデルに、HUAWEI Smart Magnetic KeyboardとHUAWEI M-Pencilをセットで試用しましたが、2in1 PCとしてのトータルの完成度は非常に高いと感じました。

 キックスタンドなどの機構がないぶん約709gと軽量なのも本製品の美点。顔認証ではなく指紋認証という点もいまのご時勢では使いやすいです。

 CPUのグレード、メモリー、ストレージの容量はやや物足りないですが、2560×1600ドットの有機ELディスプレーを搭載した2in1 PCとしてはコストパフォーマンスに優れる1台と言えるでしょう。

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