週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

話題の町を先取り! 珍しい沖縄おやつに、チャンプルなど鶴見は沖縄グルメタウンだった

2022年04月04日 10時00分更新

「おきなわ物産センター」の揚げたてのサーターアンダギー90円~

 横浜ゆかりのエンタメスポットの取材で訪れた鶴見。2022年の前期のNHK朝ドラ「ちむどんどん」では、沖縄料理に夢をかけたヒロインが鶴見の居酒屋で働くという設定だそうで、まさにこれから話題になるであろう町なんです。実は「沖縄タウン」と言っても、店はあちこちに点在していて、商店街みたいに並んではいないのですが、粒よりの名店ぞろいだったので、ぜひハシゴして回って欲しいですね。

 食品・雑貨店の「おきなわ物産センター」は、本当に沖縄にありそうな空気感と品ぞろえ。ここでは揚げたてのサーターアンダギーをぜひ。クッキー生地みたいにざくざくしていて、中はふんわり。季節メニューもあって、私はバナナ黒糖を食べましたが、コクのある甘さとバナナの風味が絶品!! 誌面では紹介できなかったけれど、素朴なおやつ「タンナファクルー」もよかった。甘食のようにしんなり柔らかく、懐かしさを感じる味がクセになりそう。

甘食のような素朴な味わいのタンナファクルー」515円

 「ぷからす家」は泡盛の種類が圧巻! 800種以上もあって、取材そっちのけでオススメの銘柄を店主にヒアリングして買って帰ってきました。オリオンビールのクラフトビールのデザインもかわいくて、こちらも何缶か購入しちゃいました。お酒好きはコーフン必至のお店。私もアドレナリンが上がりまくりでした(笑)。

 営業時間中はひっきりなしに客が訪れる「沖縄そばヤージ小」も町の人気店。沖縄そばのスープがとんでもなく味わい深くて、「沖縄で食べるよりもおいしいかも!?」なんて思うほど。木札のお品書きが並ぶお店の佇まいも渋くて、沖縄の離島に旅した気分に浸れます。

 居酒屋「ななまかい」は店主のご両親は沖縄で食堂を営んでいたそうで、おばあやおじいのスピリッツを残しつつ、店主ならではの創意工夫もあって、「ひと味違うのね!」と感動するメニューばかり。近所の小学校の授業に、沖縄料理を教えに行ったこともあるそう。その時に教えたメニューは沖縄そばのケチャップ炒め。なにそれ、おいしそう。次はそれを食べに行かなくちゃ。

 個人的に沖縄が大好きで毎年1~2回通っているのですが、鶴見の沖縄感は本物。そして、訪れたすべてのお店の人たちが、びっくりするほど優しくもてなしてくれて、東京の取材では感じないあたたかさとほっこり感を体験しました。鶴見だから? 沖縄タウンだから? 食も人も素敵なので、ぜひ鶴見に足を運んでみてください。

「ななまかい」の沖縄の空気感全開な入口

(取材担当=嶺月香里)

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事