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日本初のFire TV内蔵テレビは全国1000店舗のヤマダデンキで販売

“Amazon入ってる”なストリーミング対応テレビ、FUNAIブランドで登場

2022年02月17日 12時00分更新

顧客を起点に体験の向上を目指すという点に両者の共通点がある

 2月17日には、株式会社ヤマダホールディングス代表取締役会長兼社長CEOの山田昇氏、アマゾンジャパン合同会社社長のジャスパー・チャン氏などが登壇する発表会も実施された。

 山田会長は、それぞれの事業コンセプトの中でいかにお客様に満足してもらえるかを念頭に置いた企画であり、ネットとテレビ、コンテンツの融合を考え、発展させた商品であり、大きな意味があるとした。チャン社長も協業の機会が得られた点に喜びを示し、顧客を起点に体験の向上を目指すという点に両者の共通点があるとした。

 ヤマダホールディングスの店舗では「暮らしまるごと」のコンセプトのもと、店舗コンセプトを10年かけて整備してきた。チャン社長もヤマダデンキの店頭を通じた新しい顧客層へのリーチに加え、ストリーミングだけでなく、テレビも一貫して見られることで新しいライフスタイルが広がる点に期待を示した。なお、対談で使用されているセットに使われている家具や照明はすべてヤマダデンキで購入可能なもので揃えたという。

 アマゾンジャパン Amazonデバイス事業本部 事業本部長の前田隆志氏は2014年の発売以降、Fire TVは世界的なヒットになっているとした。一方で家に大画面のテレビがあるのにAmazonプライムビデオはスマホで見るという層がいる。こうした状況の中生まれたのが、テレビにFire TV機能を内蔵するというコンセプトだ。大画面でコンテンツ観る体験を幅広い層に提供したいとする。コンテンツ主導の体験と、スマートホームのハブという2つの役割を持たせている。

 ヤマダホールディングス取締役兼執行役員事業統轄本部管掌の村澤圧司氏は「テレビをもっと楽しく」をコンセプトにしたものだと紹介。ソファーなどを含めたテレビを見る環境の整備にも取り組んでいきたいとした。長年のパートナーであり、独占販売契約を結んでいる船井電機に開発を委託し、放送=テレビが映ることを根底に置きつつ、ストリーミングの付加価値を出せるかを重視したという。

 Amazon.co.jp内のヤマダデンキストアで先行予約を開始。期間限定の特別価格も用意している。ヤマダウェブコムの予約は3月5日からになる予定。

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