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正常進化のGalaxy S22シリーズと最大14.6型のGalaxy Tabシリーズが飛び出たUnpacked

2022年02月10日 12時30分更新

 サムスン電子は2月9日(日本時間では2月10日の深夜0時)、グローバル向けの新製品発表会「Galaxy Unpacked 2022」を開催し、YouTubeでライブ配信した。発表されたのは、スマートフォンのフラッグシップ「Galaxy S」シリーズの最新モデルと、タブレット「Galaxy Tab」シリーズの最新モデル。さらに、Galaxy Watch 4のアップデート情報も発表された。

 発表会の冒頭に登壇したのはMX(モバイルエクスペリエンス)部門のトップであるTM Roh氏。SDGs(持続可能な開発目標)の実現をために、サムスンが昨年立ち上げた「Galaxy for the Planet」での取り組みについて報告された。

発表会に登壇したサムスンのTM Roh氏

プラスチックを最小限に抑えることや、リサイクル素材の活用などを進めている

カメラを強化したGalaxy S22/S22+

 最初に発表されたのはGalaxy S22とGalaxy S22+。S22は6.1型、S22+は6.6型のディスプレーを搭載しているが、デザインや基本仕様は共通している。

Galaxy S22/S22+はトリプルカメラを搭載。デザインは前モデルのGalaxy S21/S21+を継承している

Netflixの人気ドラマ「ブリジャートン家」とコラボした映像とともにGalaxy S22/S22+が紹介された

 機能面でアピールされたのはカメラ。5000万画素をメインとするトリプルカメラを搭載し。“Supre HDR”により逆光でも被写体を明るく写せることや、“AIステレオ深度マップ”により、夜間でも美しいポートレートが撮れることが利点。

“Supre HDR”により、逆光でも自分の顔を明るく写せる

暗い状況での撮影性能が向上

人物が際立つポートレートが撮れる

 カラーバリエーションはPhantom Black、Phantom White、Green、Pink Goldの4色だが、国・地域によっては、さらに多くの色から選べるとのこと。アメリカでは2月9日から予約受付が始まり、2月25日に発売される。価格はGalaxy S22が799ドル(約9万2000円)~、Galaxy S22+が999ドル(約11万5000円)~と案内された。

Galaxy S22/S22+の主な仕様

基本のカラバリは4色

価格はGalaxy S22が799ドル~で、S22+が999ドル~

Samsung.comだけで取り扱われる限定色も用意される

アクセサリーも充実

Sペンを内蔵した「Galaxy S22 Ultra」

 続いて紹介されたのが、Galaxy S22/S22+の上位モデルに位置付けられるGalaxy S22 Ultraだ。6.8型の有機ELディスプレーを搭載し、1億800万画素をメインとするクアッドカメラを備えるハイスペックモデルだ。

最上位モデルのGalaxy S22 Ultraは、Galaxy S22/S22+よりも時間をかけてプレゼンテーションされた

 Galaxy S22/S22+に対する最大のアドバンテージになりそうがSペンが内蔵されたこと。Sペンは本体の左下に格納でき、従来のGalaxy Noteシリーズのように使えることが利点。なお、Sペンの応答性能も3倍に向上し、よりスムーズな入力を実現している。

AIベースのポイント予測のソフトウェアが強化され、従来モデルよりもスムーズに文字や絵を描ける

 筐体には頑強なアルミニウム素材を使用。フロントパネルとリアパネルはどちらも、このモデルのために作られた「Gorilla Glass Victus+」という強化ガラスカバーで保護されている。

フレームには軽量で頑丈なアルミニウム素材を使用

史上最強と言われた「Gorilla Glass Victus」をGalaxy S22 Ultraに最適化した強化ガラスを両面に使用

 ディスプレーは「Dynamic AMOLED 2X」という名称。 Galaxy S22/S22+よりも解像度が高く、左右はほぼベゼルレスに見える。リフレッシュレートは最大120Hzで、コンテンツによって1~120Hzの範囲で変動することも特徴だ。

ディスプレーはGalaxy S22/S22+と同じ「Dynamic AMOLED 2X」。しかし、解像度はS22/S22+がFHD+であるのに対して、S22 UltraはQHD+と、より高精細

リフレッシュレートはS22/S22+が10~120Hzで、S22 Ultraは1~120Hz。5000mAhの大容量バッテリーを搭載しつつ、さらに電池を効率よく使える

 4nmプロセスで作られたGalaxy史上最速のプロセッサーを搭載し、ML(機械学習)のパフォーマンスは72%も向上している。

4nmプロセスの最新プロセッサーを採用

AI系の処理速度も大きく向上

ベイパーチャンバーなどを用いて、新しい放熱技術も導入

 カメラはメイン(1億800万画素)+超広角(1200万画素)+光学3倍(1000万画素)+光学10倍(1000画素)という4眼構成。Galaxy S22/S22+と同様に、夜景ポートレートなど、暗い場所での撮影性能が強化されている。さらに、細かい設定ができる「Proモード」を備え、RAW形式での保存にも対応。RAWデータは「Adobe Lightroom」アプリを使って現像できる。

1億800万画素をメインとするクアッドカメラを搭載

光学ズームは最大10倍、デジタルズームは最大100倍で撮影できる

夜間に撮った写真は、複数の画像から最適な1枚が合成される

マニュアルで撮影設定ができる「Proモード」

撮影した画像データをRAWでも保存可能

RAWデータは「Adobe Lightroom」アプリで、画質を劣化させずに、色温度や明度、彩度などの編集ができる

 Galaxy S22 Ultraもアメリカでは2月9日から予約受付が始まり、2月25日に発売が開始される。価格は1199ドル(約13万8000円)~。基本のカラバリはPhantom Black、Phantom White、Burgundy、Greenの4色だが、さらに異なる色も用意される。

Galaxy S22 Ultraの主な仕様

カラバリは4色

価格は1199ドル~

海外のSamsung.comでの取り扱いが予定されている限定色

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