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DATAFLUCT、機械学習と外部データを組み合わせサプライチェーンを最適化する「Perswell(パースウェル)」提供開始

2022年02月03日 16時30分更新

 DATAFLUCTは2月3日、機械学習と外部データを組み合わせた高精度の自動需要予測により最適な仕入れ・生産を実現するサプライチェーンマネジメント(SCM)サービス「Perswell」の提供を開始した。

 Perswellは企業にデータサイエンティストがいなくても、需要予測モデルを利用して機械学習による需要予測モデルを利用できるサービス。酒類・食品卸業の国分グループ本社との資本業務提携の正式締結に伴ってPerswell導入が正式決定したという。

 需要予測の手法として、古典統計による予測は広く使われているが、過去の需要・実績データのみを活用して予測を行なうため、それ以外の外部要因を組み合わせた予測が困難。Perswellでは、さまざまな外部データを活用できる最新の機械学習アルゴリズムを採用。すでに他のタスクで学習された知識を別のタスクに転用する「転移学習」や、既存の学習済みモデルの一部と新たに追加したモデルを合わせて全体を微調整する「ファインチューニング」など、既存のアルゴリズムをベースに機械学習の様々な手法を活用。モデルを設計することで初期導入時や対象商品拡大時の工期工数を圧縮しつつ、従来を超える高い予測精度を実現できるとしている。

 日常業務に最適化された商品やカテゴリごとの予測・在庫管理画面を商材に応じて日次・週次・カレンダー表示などでわかりやすくビジュアライズ。また、さまざまな業界の需要予測に対応できるよう、業界固有の特長を反映したテンプレートを用意するなど、個別のカスタマイズも可能(2022年中に提供開始予定)。

 DATAFLUCTでは、本サービスの提供開始により、非構造化データを構造化するデータレイク/データウェアハウス「AirLake」、AutoML/MLOps サービス「Comler」、ノーコード対話型BIプラット フォーム「Thryving」とあわせ、マルチモーダルデータプラットフォーム構想を構成するすべてのサービスが出揃ったとしている。これにより、組織のデータドリブン経営を推進するソリューションを当社が一括して提供できるようになり、同社が目指してきた「データ活用の民主化」の実現を推進するとしている。

 また、Perswellのリリースにあわせて天気や気温、新型コロナウイルスの感染者動向などの外部要因データと機械学習を利用し、商品の欠品・余剰・在庫回転率を改善させるサプライチェーンマネジメントについて解説するウェビナーを開催する。

開催概要
タイトル:最適な仕入額や生産数を機械学習であぶりだす、サステナブル時代のサプライチェーンマネジメント最適解
日時:2月10日16時~16時20分
開催方法:オンライン(「Zoom ウェビナー」を使用)
 ※入退場自由
参加費:無料
 ※下記のいずれかより申し込み
・イベント詳細:https://dcc2022.datafluct.com/
・connpass:https://datafluct.connpass.com/event/237014/
・Peatix:https://dcc2022.peatix.com/

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