CES2022の注目ハードウェア製品その2 フランス、オランダの注目スタートアップ
10秒で歯が磨けるY型歯ブラシや半永久的に使えるスマート体温計がCESに登場
2年ぶりにラスベガスでリアル開催となった世界最大の最新イノベーションの展示会CES 2022。その中で、フランス、オランダのスタートアップによる注目のハードウェア製品を続けて紹介したい。
前回の記事はこちら:軽量のソーラーパネルや感情を表現できるLEDマスクなどユニークな製品が多数登場!
バッテリーレスで半永久的に使えるスマート体温計「BCool」
BCoolはバッテリーレスで半永久的に使える体温計。本体を数回振ることで発電し体温を計測することができる。計測された体温は本体の電子ペーパー上に表示される他、スマホのアプリに接続し、体温の計測履歴を保存していくことができる。
電子ペーパーを活用した低消費電力の製品がCESで増えていたが、その中でもこちらの製品はバッテリーレスにまで踏み込んだ製品。製品開発を行うBaracoda社は日常でもユーザーが自然と使い続けられる製品をデザインすることに力をいれている。
10秒で歯が磨けるY型歯ブラシ
昨年、フランスのスタートアップFasTeesH社から発売されたY型歯ブラシ。上の歯を5秒、下の歯を5秒の合計10秒で歯磨きが終わる。価格は現在オンラインのほうで99ユーロ。一般ユーザーはもちろん、高齢者や介護者向けのHESYというモデルも提供しており、こちらは50以上の施設で導入されているという。
スマホでウィルス検査をするためのキット「TestNpass」
スマホに繋げてウィルス検査結果を素早く送ることができる検査キット「TestNpass」。テスト結果は本体の電子ペーパー上に表示され、検査結果をRFIDタグを使ってテスト時刻と共にスマホを介して送信することができるためペーパーレスで、検査から検査結果ーのレポートまでのプロセスを完結させることが可能だ。
スマート名刺「phygitags」
NFCタグとQRコードが名刺代わりになるサービス「phygitags」。NFCタグを活用したサービスとしては日本ではスタートアップのアクアビットスパイラルズが手掛けているが、それを彷彿とさせるようなサービスだ。
NFCタグやQRコードを読み取ると専用ページが開き、名刺代わりに必要となるリンク、情報に直接アクセスできるという仕組みとなっている。
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