マウスコンピューターが販売するクリエイター向けブランド「DAIV」シリーズから、インテルの第11世代Coreプロセッサー搭載ノートPC「DAIV 5N」が登場した。従来モデルは昨年2021年の4月に発売されたばかりなのでかなり早いリニューアルだが、DAIV 5NはDAIVシリーズの中で人気が高く、使い勝手の良い15.6型液晶ノートということもあり、早急に新CPUへ換装したようだ。
また時期的に最新OS「Windows 11」がリリースされたことで、搭載OSも最新のWindows 11にバージョンアップしている。もちろん、Windows 11はWindows10からハードウェアの要求が通れば無料でアップデート可能だ。
しかしながら、OSのバージョンアップは本体の動作だけが問題ということもなく、使用しているアプリケーションや周辺機器の対応が問題になり、仕事での使用も想定しているDAIVシリーズでは若干の不安が残る。
今回の試用でいくつかのベンチマークテストとAdobe製の「Photoshop」「Photoshop Lightroom Classic」「Premiere Pro」を使っている。さらに、デジタルカメラと接続してリアルタイムで画像転送を行なうテザー撮影を、キヤノンの「EOS Utility」とソニーの「Imaging Edge」で試してみた(すべて最新版)ところ、いずれも問題なく動作していたのでひとまずは安心だ。
DAIV 5N 主なスペック | |
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ディスプレー | 15.6型(2560×1440ドット、ノングレア、165Hz) |
CPU | インテル「Core i7-11800H」(8コア/16スレッド、最大4.60GHz) |
グラフィックス | NVIDIA「GeForce RTX 3060 Laptop GPU」(6GB、GDDR6) |
メモリー | 16GB(8GB×2、DDR4-3200) |
ストレージ | 512GB SSD(M.2接続/NVMe対応) |
インターフェース | USB 3.0 Type-A×2、USB 3.1 Type-A、Thunderbolt 4(Type-C)、有線LAN(2.5GBASE-T)、HDMI端子、microSDカードリーダー、マイク入力、ヘッドフォン出力 |
通信規格 | Wi-Fi 6(IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax)+Bluetooth 5 |
内蔵カメラ | 100万画素ウェブカメラ(Windows Hello対応) |
本体サイズ | 約355.5(W)×236.7(D)×20.6(H)mm |
重量 | 約1.73kg |
OS | Microsoft「Windows 11 Home」 |
人気のDAIV 5Nがバージョンアップ!
第11世代Core+GeForce RTX 3060 Laptop GPU搭載
モデルチェンジを果たしたDAIV 5Nは、従来モデルから大きな変化はなく、主にCPUのアップグレードに留まっている。従来モデルではインテルの第10世代CPU「Core i7-10870H」が採用されていたが、ニューモデルでは第11世代CPU「Core i7-11800H」へ変更になっている。
そのほかの仕様は、GPUにNVIDIAの「GeForce RTX 3060 Laptop GPU」、sRGB比100%の色域に対応した2560×1440ドット表示のWQHD液晶、無線LANは最大2.4Gbpsの通信に対応したWi-Fi 6、有線LANは2.5GBASE-T対応など従来モデルの仕様を引き継いでいる。
ほかの変更点としては、背面に備わっているUSB Type-C端子が新たに「Thunderbolt 4」になっていることだ。高速な転送が可能で、外部ディスプレーに出力した場合に最大で4k/120Hzの出力が可能になっている。なお、従来モデル同様に15.6型の内蔵ディスプレーは高色域表示なだけでなく、165Hzの高リフレッシュレートに対応している。ゲームを楽しむこともできるし、その手の開発に利用する場合にも便利だろう。
基本構成は16GBメモリー(8GB×2のデュアルチャネル)、NVMe接続の512GB SSDで23万780円(税込)となっている。従来モデルから若干価格は上がっているものの、CPU単体のアップグレード代金としてはかなりお得感がある。なお、メモリーは最大で64GB、ストレージはPCIe Gen4の変更や、セカンドストレージを追加することも可能だ。
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