週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

バイバイ、2021年! ハロー、2022年!!

2022年01月14日 15時30分更新

画像は展示イメージです

 皆さんはどのような初夢をご覧になりましたか!? 僕は昨年、大きな黒い大蛇と白い大蛇が夢に出て来て、両方の大蛇に体に巻きつかれるという、スペクタクル超多作のような夢での幕開けだったのですが、2022年の初夢はカフェでいつもどおりに店番をしながら、ミカンを食べるという超平凡な初夢でした。でも平凡な日常が一番! フツーこそ一番ありがたい! って思う今日このごろです。

前回の記事はこちら。
【連載】横浜中華街にある300もの飲食店を “選べる自由、選べない不自由”

※過去の連載記事はこちら:横浜中華街流行通信~地元発のディープな街歩き~

 さてさて、年は明けましたが、横浜中華街にはまだお正月はやって来ていません! そう、春節です!! 横浜中華街は旧暦(太陰暦)で動いているので、まだ年が明けてないというわけなのです。

 月の満ち欠けによって日数を算える太陰暦では、その年で最初の新月を元日とします。そして、そこから最初の満月を迎える日までを「春節期間」として盛大にお祝いします。ちなみに2022年の元日は2月1日(火)です。横浜中華街では新暦で新年を迎える時にもカウントダウンを行い獅子舞が登場しますが、すぐ近くの横浜港名物「除夜汽笛」も聞こえないほど、街の中では爆竹の音の方などでにぎやかです。

 ですから旧暦の春節は、さらに盛り上がるんです。なんといっても春節期間が2週間と長いですし、イベントも毎週末ごとにあります。春節ならではのおいしい料理(中華版「おせち」のようなもの)もたくさんありますし、この街で働いたり生活している方たちも、なんとなくほがらかです。
※イベントは新型コロナウイルスの感染拡大の状況により、予告なく変更や中止の場合があります

 しかも、今度の春節はひと味もふた味も違います。これまで横浜中華街の牌楼(ぱいろう、門)の中に閉ざされていた春節を内外の方たちにも、より知っていただき、より楽しんでいただくために、初めて外にも出して行きます。これまでは横浜中華街まで来ないと楽しめなかったものを、この街まで来なくても楽しんでいただけるように、横浜中華街史上初めて門の外に春節を出しちゃいます!!

 横浜中華街・山下町公園内のランタンオブジェパビリオンは昨年どおりですが、みなとみらい線の各駅構内やJR横浜駅、横浜新市庁舎、神奈川芸術劇場(KAAT)、パシフィコ横浜展示ホールなど、横浜中華街を飛び出してランタンオブジェが飾られます。いくつかの場所でサブライズも実施しますので、横浜中華街名物の獅子舞の実演なんかも、運がよければ見られるかも!!

画像は展示イメージです

画像は展示イメージです

 横浜中華街はいつも春節の時期にはたくさんのお客様であふれています。コロナ前には2週間で100万人前後の方たちがいらしてくださっていました。でも2月って、世間ではどちらかというと閑散期ですよね。ですから今年からは横浜中華街の熱気を街の外にもあふれさせ、横浜全体を熱く盛り上げちゃおうという企画です。いつの日か、もっとたくさんの場所にオブジェランタンを設置し、関東を代表する風物詩になったらいいな、なんて夢をふくらませています。

 残念ながら、いくつかの春節恒例イベントを中止または延期しました。感染状況によってはほかのイベントなども変更があるかもしれません。それでも、オブジェランタン自体は横浜を代表するエリアのあちこちに置かれることはおそらく変更ないと思います。ぜひ、皆さんと一緒に盛り上がることができたらいいなと考えています。詳しくは横浜中華街のサイトをご覧ください!

 まだまだ続く難局を皆さまと共に乗り越え、街に一日も早くにぎわいを取り戻せるよう、引き続き街のみんなと一緒に頑張ります!! ゆるーくこちらのコラムも続けて行きますので、おつきあいのほどよろしくお願いします!!

 今年こそバイバイ、コロナ! ハロー、日常! となりますように!!

 さて、今年一発目の #ボス飯はこれ!!

 あまりに有名な「龍鳳酒家」の「ワタリガニのあんかけチャーハン(1320円)」。テレビで何度も取り上げられているので、ご存じの方も多いはず。凝縮されたカニの旨味が濃厚な蟹味噌と絡んで、炒めたてのチャーハンにドーン!! 旨くないわけがありません!! すでに有名になったメニューにも関わらず、味がどんどんおいしくなってきている気がします。季節やその日の市場での仕入れごとに使っているカニが違うのもこのお店の魅力の一つ。そう! 名物美人女性店長のみーちゃんが毎日早朝市場に足を運んで、その日一番いいものを仕入れてその日のメニューに使います。野菜を使ったメニューも野菜が本当に新鮮でおいしいんです。オーナー自ら市場に通っている店はそんなにたくさんありません! 並ぶこと覚悟ですが、ぜひ一度ご賞味くださーい!!

◆店舗DATA
店名:龍鳳酒家
住所:横浜市中区山下町152【中山路】
電話:045-662-9201
営業時間:11:00~15:00(LO14:00)、17;30~22:00(LO20:00)※カニとスープが終わり次第終了
休み:火曜
HPはこちら

※新型コロナウィルスの影響のため営業時間が変動する場合があります。
事前にお電話にてお問合せください

文/石河 陽一郎

 いしかわ よういちろう。1972年生まれ。株式会社ロウロウ・ジャパン代表取締役・総合プロデューサー。横浜中華街発展会協同組合専務理事。茅ヶ崎出身、横浜市在住。幼少期をシンガポールで過ごす。趣味はシステマ、焚き火。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事