週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

【連載】横浜中華街にある300もの飲食店を “選べる自由、選べない不自由”

2021年12月14日 17時00分更新

 横浜中華街には500店舗の店があるといわれています。そのうち300店舗くらいが飲食店で、ほとんどが中華料理店です。たくさん店があるということは、「選び放題」ということ。おなかを空かせてきたら、横浜中華街はパラダイスです。

 では、どうやって店と巡り合うか。手始めに、食べ歩きの「焼き小籠包」を頬張ってタピオカドリンクを飲みながら、店選びを開始しましょう。店頭のメニューを見てもいいし、ノリのいい客引きのお兄さんで決めてもよし。カフェに入って食べたいメニューなどで、検索してみるのもいいですね。

 前回の記事はこちら。
【連載】横浜中華街・ROUROU社長が考える「ニホンマチ」と「山のシタマチ」

※過去の連載記事はこちら:横浜中華街流行通信~地元発のディープな街歩き~

 せっかく店に入ったのですから、カフェのスタッフに、お気に入りの店やオススメメニューをこっそり教えてもらうのも手です。横浜中華街に数多いらっしゃる占いの先生も、あちこちの店でご飯を食べていらっしゃいますから、かなりの情報通です。お客様からの情報が集まるところでもありますしね。

 どの街でもいえることですが、その街のことはそこに住んだり働いたりしている人に聞くのが一番です。日本全国にグルメタウンはたくさんありますが、こんなに選択肢が多い街も少ないんじゃないでしょうか? いい例えではないかもしれませんが、仮にあなたが恋人を探しているとして、あなたに出会うのを待っている異性が、所狭しと並んでいるわけです。

 横浜中華街に中華料理が食べたくておなか空かせてやってきているあなたにとって、目の前に300店もの選択肢がある。。。こんな魅力的な環境、ほかにありますでしょうか? それぞれ個性の違う恋人候補が300人いるようなものですよ? いかがですか(笑)?

 また、横浜中華街では、ニーズや予算、誰といつどのような目的かによって店を選び分けることができます。例えば、家族での利用もあるでしょう。それは普段の食事かもしれないし、誰かのお祝いかもしれません。また、デートで利用する場合だってあるでしょう。カッコつけたい場合もあるでしょうし、より親密になるために、繁盛店に行き隣同士で座って食事をしたい場合もあるでしょう。会社関係もあるでしょう。後輩たちを連れて行く場合もあるでしょうし、上司に店探しを頼まれる場合もあるでしょう。法事だって同窓会だってあるでしょう。数百人が集まるような食事付きのセミナー利用もあるでしょう。

 はっきり言って、横浜中華街はこれらすべてのニーズを満たすことができると断言します(笑)! どこか行くところに困ったら、とりあえず横浜中華街に来てしまえば、どんな場合でも誰と一緒でもどうにでも楽しめます。

 しかし、その一方で「たくさん店がありすぎてどの店に入ったらよいのかわからない」という問題もあります。

 そんな時はぜひ僕に聞いてください!!(笑)

 実際、僕はメディアからの取材先の相談だけでなく、友人知人のあらゆるニーズの店選びをお手伝いさせてもらっています。最近では、僕の噂を聞いたまったく面識のない方から連絡をいただいて、相談にのったくらいです(もちろん相談料などいただきません、無料です)。

 お客様を待ってる店側からしても、自分の店を見つけてもらいたいけど、なかなか見つけてもらえない、という課題もあります。中華街大通りの店や老舗の店は、その点有利です。また、過去にメディアに取り上げられた店も見つけてもらいやすいです。

 おもしろいもので、テレビ番組や雑誌などで横浜中華街の特集を企画する時には、過去の番組や記事をリサーチしつつ番組や誌面を作っていくので、一度取り上げられると、何度も同じ店やメニューが取り上げられる現象が起きます。自ら足で探したりする時間や予算がないところがほとんどです。だから同じ店ばかりがメディアに露出するわけです。でも本当はメディアには一度も出たがことないけれど、めちゃくちゃおいしいメニューを持つ隠れた名店がたくさんあります。

 僕が所属する、横浜中華街発展会協同組合としては、そうした店にも光を当てたいと考えています。組合の高橋伸昌理事長は「一隅を照らす」という表現をよくします。僕らからすると、マジメに店の営業をしているけれど、片隅の誰も注目しないような店。これまで光が当たらなかったような店にも光を当ててあげたい、お客様に知ってもらいたい、そう考えているんです。

 横浜中華街では、飲食店だけでも300店舗もあるんですから、端から一軒一軒回って行っても一年近くかかってしまいます。さらに5年で2/3の店舗が入れ替わるとのことですから、なかなかすべての店を回ることができません。

 一度行ってみればどんな店かおわかりいただけると思います。でも、すべての店をのぞいてインタビューすることはできませんよね。グルメサイトや検索サイトだけではイマイチ店のイメージってわからないですよね。行く前に店内や店でどんなメニュー出しているのか、どんなオーナーがどんな思いで店を経営しているのか行く前に見てみたくないですか?

 はい! そんなあなたのために、1軒1軒取材しました!!
https://www.youtube.com/channel/UC-HbC1DplCuXaQ-zlwUUvFw

 コロナ禍で街からお客様が消え本当に苦しい時に、「下を向いていても仕方がない、今できることをみんなで力を合わせてやろう」と、空いている時間を利用して理事たちで手分けしてほぼすべての店を取材しました(これ、マジで大変だったっス、汗)。

 横浜中華街に行く前に、是非見てみてください!! また、中華街の公式サイトには映画祭の作品やイベントの動画なども上げて行っています。チャンネル登録をお願いします!!

 ボクもこんな感じで出てます。

 さてさて、お待ちかね #ボス飯 コーナーです。

 上記で店の紹介をしたので、たまには自分の店の紹介を!

 「ROUROU Cafe」のシンガポールチキンライス(ドリンク付き1,230円、税込)です。

 ひと晩ニンニクとショウガで漬け込んだ国産鶏モモ肉を茹でたチキンスープを使ってジャスミンライスを炊きます。4つのソースで「味変」を楽しみながら茹でたチキンも一緒にお楽しみいただけます。

 地味ですが、セットで一緒に出しているスープ、めちゃめちゃおいしいんです。多い時に10食以上は注文を受ける人気のメニューです。実は僕、小さいころはシンガポールで過ごしていたんです。学校帰りに屋台で食べていた味を再現しました。

 「ROUROU Cafe」にも、是非いらしてくださーい!

◆店舗DATA 店名:ROUROU Cafe
住所:横浜市中区山下町130-12
電話:045-650-5466
営業時間:12:00~18:00(LO17:30)
休み:なし ※12/31(金)・2022年1/1(祝)は休み

文/石河 陽一郎

いしかわ よういちろう。1972年生まれ。株式会社ロウロウ・ジャパン代表取締役・総合プロデューサー。横浜中華街発展会協同組合専務理事。茅ヶ崎出身、横浜市在住。幼少期をシンガポールで過ごす。趣味はシステマ、焚き火。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう