週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

雨・雪・雲(霧)を自動判別

ウェザーニューズ、次世代空モビリティーの安全運航や最適なルート選定を支援する多周波気象レーダーシステムの開発を開始

2022年01月06日 14時50分更新

 ウェザーニューズは1月6日、雨・雪・雲(霧)を自動判別する世界初という多周波気象レーダーシステムの開発を開始することを発表した。

 本システムは、近年、空飛ぶクルマやドローンなど次世代空モビリティーの実用化が注目されるなか、次世代空モビリティーの安全運航や最適なルート選定を支援するために開発される。

 従来の気象レーダーは、1つのレーダーシステムに単一の周波数帯を利用していたが、本研究では、世界で初めてとする1つのレーダ―システムに複数の周波数帯を利用する。

 周波数帯は、種類によって捉えやすい気象現象が異なるという特性があるので、この特性を利用することで、雲内部の高解像度な観測が可能になり、雨・雪・雲(霧)の違いも判別できるようになるとしている。

 なお、本システムは2024年末までにプロトタイプの完成を予定しており、ドローンの運航を支援する実証実験も行なう予定だという。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります