使い勝手の良さで選ぶ価値あり「PMA-SCBAR」
今回は「PMA-SCBAR」をプリンストンの23.8型液晶ディスプレー「PTFWLD-24W」に設置してみた。
「設置」とは言ったものの、前述の通りネジやテープといったディスプレーを傷めたり汚したりするような要素はまったくなく、「装着する」といったほうがふさわしい印象だ。
「PMA-SCBAR」正面にあるツメ的なパーツをディスプレー前面に引っかけるようにして下部のストッパーを開いてディスプレーを挟み込むように固定する。よくあるディスプレー設置型のWebカメラと同じような機構だ。設置すると、ディスプレーの最上部と「PMA-SCBAR」との間に約25mm強の空間ができる。
リモートワークが当たり前の昨今、ノートパソコンのようにWebカメラを内蔵しないデスクトップパソコンの場合には外付けのWebカメラをディスプレー上部に設置してWeb会議に臨んでいる人も多いと思う。その際に「PMA-SCBAR」とWebカメラで「場所取り合戦」が起きるのでは? と思っていたが、Webカメラをセンターからずらせば特に問題なく設置できた。
もちろんWebカメラのサイズにもよるが、少なくとも筆者手持ちのWebカメラについては問題なかった。「PMA-SCBAR」の本体があるため、ディスプレーのど真ん中にカメラを設置することはかなわず、真正面から顔を映せないものの、多少左右に寄っていたとしてもWeb会議参加に支障はない。
なお今回試用した23.8型液晶ディスプレー「PTFWLD-24W」は、本体上部と左右ベゼル幅が約2mm、非表示エリアが約4mmというフレームレス設計になっている。それに対して「PMA-SCBAR」のツメ部分は約8mm。実際のところ設置するとわずかではあるがツメ部分が液晶表示に乗る格好となる。
設置当初はちょっと気にならないでもなかったが、意外にも画面最上部のちょっとした非表示部分は意識外に追いやられるものなのか、そのうち慣れてしまって特になんとも思わなくなった。実際、Windowsでの操作に影響は皆無で、たとえるならiPhoneのノッチのような存在に近いだろうか。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう