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企業は専業化しないといけないは思い込み、大谷選手の二刀流から感じる

2021年12月21日 18時00分更新

 すべての事業がひとつの目的に向かうことになる社会イノベーション事業では、「社会課題の解決」が最大のテーマになる。そして、それを支えるのが、小島社長兼CEOが掲げるデジタルとグリーンとなる。

 「『デジタル×グリーン』になると、Lumadaの出番が増えてくる。データを解析し、運用を効率化することは、社会課題の解決とともに、グリーンにも貢献することにもつながる。デジタル×グリーンのソリューションをLumadaの基盤の上で、次々と展開していくことになる」と、小島社長兼COOは語る。

 Lumadaの加速を支えるのが、GlobalLogicとの連携だ。すでに欧米では、日立ヴァンタラとの共同受注や、日立エナジーとの共同提案などの実績が生まれているという。

 「GlobalLogicは動きが速い会社である。コロナ禍で対面でのコミュニケーションが制限されているなかで、日本での実行が遅れている点が課題」とする。

 Lumadaでは、エネルギーやモビリティ領域での活用、インダストリー分野での展開も積極化することになりそうだ。

 Lumadaは、2022年度からの成長戦略における柱だ。日立では、将来の収益の半分をLumadaで獲得することを目指していることからもそれがわかる。どのタイミングで、Lumadaが一気に加速するのか。その場面が訪れるのが楽しみだ。

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