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2021年PCパーツ総決算! GIGABYTEとジサトラが2021年を振り返る

3月
第11世代Coreプロセッサーが販売解禁

【ドリル】そしていよいよ3月には第11世代Coreプロセッサーが発売されました。

【岡田】30日22時の解禁時間に合わせて夜間販売が行なわれましたが、昨今の社会情勢を反映してか、一部の店舗では3月17日より予約を受け入れ、抽選の当選者のみが購入できるという手順を踏むことで三密と混乱を回避するという販売方法が採用されました。

【ユージ】そうですね、最上位の「Core i9-11900K」は入荷数が極めて少なく、抽選も激戦だったようです。性能も、ライバルのRyzenに完全勝利とはいかないまでも、第10世代Coreの雪辱は果たしましたね。

新型コロナウイルス対策で抽選販売にした店舗が多く、ほとんど行列ができなかった第11世代Coreプロセッサーの夜間販売

【ハッチ】Radeon RX 6700 XTを搭載するビデオカードも発売されましたよね。

【ユージ】GIGABYTEさんも2モデル出して「Radeon RX 6700 XT EAGLE 12G」が発売日に完売していましたね。

【川村】もともと入荷数がすごく少なかったので、完売と言っても飛ぶように売れたわけではないですが……。

初日に完売した「Radeon RX 6700 XT EAGLE 12G」

【ドリル】その後すっかり影が薄くなってしまいましたね6700XTは。

【川村】冷却性、静音性ともに優秀で、性能は決して悪くないのですが、価格が高いのが難点かなと。より性能が見込めるRadeon RX 6800や、DXRに強いGeForce RTX 3070や3060 Tiにユーザーの目が行ってしまうのは仕方がないかなと思います。

【岡田】あとリード7000MB/秒のPCIe Gen4 SSDがGIGABYTEから登場したのも3月です。

【ドリル】ナノカーボンコーティングを施した薄型ヒートシンクを搭載するモデルですね。

【ハッチ】ナノカーボンコーティングって響きがカッコイイ! なんだか強そう。

ナノカーボンコーティングを施した薄型ヒートシンクを搭載する「AORUS Gen4 7000s SSD」シリーズ

【ユージ】リード7000MB/秒のSSDが発売されてから、NVMeでは一気にそれが主流になりましたね。

【岡田】おかげさまで、7000MB/秒のSSDを発売してからSSDの売上が伸びました。

【ハッチ】いい話じゃないですか。

【岡田】他社と比べてわりと早いタイミングで7000MB/秒のSSDを市場に投入できたというのもあると思います。

4月
マザーボードの発売ラッシュ

【ドリル】続いて4月ですがマザーボードで焼肉やチョコレートフォンデュを楽しむ「GIGABYTEのマザーZ590 AORUS TACHYONでレッツ・クッキング!」の記事がかなり読まれました。

【ユージ】CPUで肉を焼いている写真もインパクトありましたが、マザーボードと一緒にウマ娘のアグネスタキオンがちらっと写っているほうが気になって、最初は文章が全然頭に入ってこなかったです。

【ハッチ】光速の粒子タキオンの名を冠するマザーボードだからね。タキオンつながりということで。

【ドリル】こういうバカ企画を許容してくれるGIGABYTEさんの懐の深さに感謝です。

【ユージ】マザーボードですと、ウォーターブロックを標準搭載するZ590マザー「Z590 AORUS XTREME WATERFORCE」も発売され、25万800円というゲーミングPCが1台買えてしまうその価格が話題になりました。

基板の大部分を覆うフルカバータイプのウォーターブロックを標準搭載する「Z590 AORUS XTREME WATERFORCE」。DIY水冷が前提となるハイエンドモデルだ

【ハッチ】実際、購入する人いたんですか?

【渡辺】さほど多くはないですが、ちゃんと売れましたよ。

【ハッチ】ああいうスーパーハイエンドマザーをポンと購入できる選ばれた民になりたいなぁ!

【ユージ】カスタム水冷をイチからそろえるよりは、このマザーで水冷組んだほうが安いとは思います。

【ドリル】クリエイター向けマザー「Z590 VISION D」も発売されましたね。

クリエイター向けマザーボードの「Z590 VISION D」。帯域幅40GbpsのThunderbolt 4をサポートする

【渡辺】VISIONシリーズはThunderbolt 4を搭載しているので、それを使いたいクリエイターに好まれました。白いマザーということで一般ユーザーにもけっこう売れています。同じVISIONシリーズの白いビデオカードと合わせて買っていく方もいらっしゃいます。

【岡田】ビデオカードだけでなく、メモリーも白いDESIGNAREシリーズと組み合わせると、かなり見栄えが良くなります。白いPCパーツでそろえたい人にGIGABYTEはオススメです。

【川村】あと、32インチのWQHD液晶ディスプレー「M32Q」を4月に発売しました。1組のキーボードとマウスを複数の端末で切り替えて使えるKVMスイッチを搭載する液晶です。

【ハッチ】このKVMスイッチ、実際すごい便利なんですよ! ボクみたいに複数のガジェットを持つ人には必須の機能です。「GPD WIN3」などのUMPCがキーボードとマウスで操作できますし、なによりお気に入りのキーボードとマウスが1台あれば済むので、机の上がスッキリします!

32インチの大型液晶パネルを採用し、165Hzのハイリフレッシュレートに対応する「M32Q」

【川村】M32Qは、2月に発売したコアゲーマー向けのFI32Qより売れましたね。32インチだとガチでゲームするという目的ではなく、家で仕事するなどオフィス用途やデザイン用途で使う人が多いようです。

【ユージ】Mシリーズは多機能なわりに安価ですから、液晶を選ぶうえでまず候補に挙がるでしょうね。

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