週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

2022年6月中旬発売予定の本製品を一足先に試用!

PS5も120Hzで遊べる! 4K解像度で最大144Hz対応の31.5型ゲーミングディスプレー「LCD-GCU321HXAB」

2022年06月01日 11時30分更新

31.5型の大型サイズ、4K/120Hzの凄みを体感!

 それではLCD-GCU321HXABの性能をチェックしよう。その前に冒頭で掲げたPS5用ゲーミングディスプレーの条件をおさらいしたい。

PS5をよりどっぷり楽しめるゲーミングディスプレーの条件

・できれば大画面で遊びたい!
・4K解像度
・120Hz対応
・HDR対応
・応答速度1ms
・HDMI VRR対応

 果たして、本製品は上記の条件に合う性能を持っているのだろうか。以下、「画面サイズ」「解像度」「フレームレート」「HDR」「応答速度」「HDMI VRR」の順で解説していこう。

■画面サイズ

 まずは本製品の画面サイズから。31.5型を採用しており、ゲーミング用途としてはわりとビッグサイズの製品となっている。昨今の大型ゲーミングディスプレーは湾曲パネルを採用しているものが多いが、本製品はフラットパネルだ。

 本製品を初めて目にしたとき、プレイヤーの視野をほぼ占めるほどのサイズ感に好感を抱いた。ゲームに登場する敵を視認しやすいうえに没入感も高めだ。ゲームだけでなく、映画や動画鑑賞にも最適なサイズ感といってもいいだろう。

PS5版のレインボーシックス シージをプレイ。31.5型と大きめのサイズなので、没入感高めのゲームプレイが楽しめる

■解像度

 冒頭でも述べたが、本製品は4K解像度に対応している。使用する映像入力がDisplayPortなら4K解像度で144Hz、HDMIなら120Hzといったハイリフレッシュレートで映像を楽しめる。また、画像圧縮技術のDisplay Stream Compression(DSC)にも対応し、高解像度かつハイリフレッシュレートでの映像表示を可能にしている。もちろんPS5にも対応しており、4K/120Hzでのゲームプレイが可能だ(※編注:PS5はハードウェアの性能上120Hzが限界)。

Windows 10で「ディスプレイの詳細設定」を開いた状態。DisplayPortの場合、解像度3840×2160ドットに加えてリフレッシュレートは約144Hz

 ところで、フルHDから4K解像度に変わるメリットはどういったものなのか気になる人もいるだろう。なんとなくイメージとしては映し出される映像の説得力が増すといった感じだと思うが、それだけではない。まず、単純にフルHDよりも4K解像度のほうが描画に使用されるピクセル数が増えているため、より緻密な描写による表現が可能になる点だ。

 PS5版「レインボーシックスシージ」を参考に見てみよう。まず、パッと見はどちらも同じように見えると思うが、よく見ると画面左側にある本棚や、左前方の床側にあるコンセント、右奥の部屋にある壁にかけられた皿、手に持っている銃のディテールを比較してみると明らかな差が出てくる。

PS5版レインボーシックス シージの4K解像度(左)、フルHD解像度(右)の比較画像。黄色い丸の部分を比較すると、解像度の差がわかるはずだ

 これが「Apex Legends」のように超遠距離でも戦うことがあるゲームの場合、フルHDだと遠くの敵のディテールがはっきりせず、どういったキャラクターや装備なのかといった判断が困難だ。しかし、4K解像度であればより細かな描写が行なわれ、キャラクターの判別が比較的容易になる。つまり、解像度の問題で描画が潰れないという、確かなアドバンテージが得られるといったところだ。

■リフレッシュレート

 4K解像度だけでなく120Hzのハイリフレッシュレートにも驚いた。PS4版レインボーシックス シージは60fps固定だったが、120fpsになったことで滑らかさが向上していた。

 リフレッシュレートの高さもそうだが、解像度がグレードアップしたことで高精細な映像美も際立っている。それが4K+ハイリフレッシュレート対応ディスプレーである、LCD-GCU321HXABの強みだ。

PS5版レインボーシックス シージは4K/120Hzに対応する。ゲーム内画面には「120fps」と表示

ディスプレーのOSDメニューを開くと、4K/120Hzと表示されていた

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう