GPUはGeForce MX450。メモリやストレージも余裕のあるスペック
内部スペックを見ていこう。今回はPrestige-14-A11SB-630JPをベースに紹介していくが、Prestige 14 A11はいくつかのスペックがあり、CPU、GPU、メモリやストレージの搭載量が異なるものもある。Prestige-14-A11SB-630JPは比較的スタンダードに近いスペックだ。
まずCPUはIntel第11世代のCore i7-1185G7を採用している。Tiger Lakeと呼ばれる世代の製品で、IPCが大きく向上していることに加え4コア8スレッドに対応している点でもパフォーマンスが高い。消費電力の小さいCPUを搭載する必要があるモバイルノートPC向けとしては最大コア数と言えるだろう。クロックに関しては、より高いCore i7-1195G7を採用するモデルも用意されている。
グラフィックスは、CPUに統合されたIntel Iris Xe Graphicsに加え、ディスクリートのNVIDIA GeForce MX450 2GB GDDR6を搭載している。Iris Xeも統合GPUとしては高性能かつ消費電力を抑えることができるので、バッテリー駆動の延長や軽負荷時の静音性といった点でメリットがある。一方、ディスクリートGPUに関しては、高性能であるが3D性能重視というのではなく、Windows全般の高レスポンス化や、ビデオ再生/エンコード支援機能などがメインとなる。3D性能を求める方にはGeForce GTX 1650 Ti Max-Q デザイン 4GB GDDR6を搭載するモデルも用意されているのでそちらをチェックしよう。
メモリはLPDDR4x-4267を採用しており、容量は16GB。ラインナップには32GB搭載モデルもある。昨今の標準は16GBで、一般的な用途では余裕がある容量でもある。一方、クリエイターや多くのアプリケーションを切り換えながら業務を進めるようなビジネスユーザーは、さらに余裕のある32GB搭載モデルを選択するのもよいだろう。
ストレージはM.2 NVMe対応の容量512GBを搭載している。ラインナップには1TBモデルもある。Serial ATA接続ではなくPCI Express接続なので転送速度が速く、レスポンスも高速だ。超高速モデルではないものの、一般的な用途において不足はないだろう。容量に関してはユーザーが持ち運ぶデータ次第で選択したいとことだ。SSDなので普段使う容量に対して多めの余裕を持たせるのがモデル選びのポイントになる。
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