クリエイター必須のThunderboltを搭載。160MHz対応のWi-Fi 6も
Prestige 14 A11はライトクリエイターもその対象とする製品だが、なにをもってライトクリエイター向けをうたっているのだろう。ひとつは後ほど紹介する性能面だが、もうひとつはインターフェースだ。
まずはディスプレイに触れたい。Prestige 14 A11では、フルHDモデルと4Kモデルがあり、とくにクリエイターにオススメしたいのは4Kモデルだ。4Kモデルは「True Pixel Display」が採用されており、Adobe RGB相当の広色域やΔE <2、CalMAN認証といった色にこだわったスペックとなっている。写真や映像などを取り扱う方はここがポイントになるだろう。一方、フルHDモデルもsRGB相当パネルを採用しており、視野角も広く色味もよい。今回試しているPrestige-14-A11SB-630JPはフルHDなのでsRGB相当の色域を持つ液晶パネルとなる。
キーボードは10キーレスの日本語配列。Fnキーがスペースキーよりも右にあるところ、エンターの右にも1列配置したレイアウトは多少慣れを要するが、昨今は似たようなレイアウトの製品も多い。打ちやすさも良好だ。十分なキーピッチ、モバイルでは比較的深めのストロークを確保している。
ディスプレイとキーボードに触れたところで、セキュリティにも言及しておこう。まず液晶ベゼル部分には顔認証に対応したWebカメラを、キーボードには指紋認証センサーを搭載しており、ともにWindows Helloに対応している。これによりパスワード不要のログインが可能だ。
側面インターフェースは、左にUSB Type-C×2(Thunderbolt、USB PD対応)、右にUSB Type-A×1、microSDカードリーダー、ヘッドホン/マイクコンボジャック×1を備えている。スリムな製品だけに必要最小限だが、USB Type-Aを備えているためUSBフラッシュメモリなどやプリンタ、スキャナといった既存のUSB周辺機器も変換アダプタなしで接続できる。また、2つのUSB Type-C端子は、クリエイターには必須のThunderboltに対応している。
ネットワークに関しては無線LANのみとなるが、最新のWi-Fi 6をサポートしている。Wi-Fi 6対応無線LANルータを組み合わせればギガビット級のリンク速度が得られる。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう