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RQアリ!

スーパー耐久最終戦で39号車は3位! 3連覇を目指し、早くも新たな試みが

 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankookの第6戦(最終戦)が11月13~14日に岡山国際サーキットで行なわれ、ASCII.jpが応援する冨林勇佑選手の39号車「エアバスターWinmax RC350 TWS」は、ST-3クラスで3位表彰台を獲得した。

予選では3戦連続のポールポジションを獲得!

 今年も岡山大会では、全クラスを2つに分けて予選・決勝を開催。39号車がエントリーするST-3クラスは、グループ2に組み込まれた。

 前回の鈴鹿大会で今季2勝目を挙げ、最終戦を待たずにシリーズチャンピオンを決めた39号車。この岡山大会も制して、良い形でシーズンを締めくくりたいところだったが、後半戦での活躍もあり、60kgものウエイトハンデを背負ってレースに臨むこととなった。

 それでも、土曜日の予選ではチーム一丸となってベストな走りを披露する。特に冨林が担当したAドライバー予選では、2番手の52号車クラウンRSに対し、0.7秒もの差をつける1分39秒523を刻み、これが総合結果に大きな影響をもたらした。

 続くBドライバー予選では大島和也が出走。ここではライバルが速さをみせ、クラス3番手タイムとなったが、2人の記録を合算した総合結果では52号車を上回り、見事3戦連続のポールポジションを決めた。

ウェイトハンデに悩まされるも
2021年最後のレースは3位表彰台で締める

 迎えた日曜日。グループ2の決勝は午前8時30分から始まるということで、朝早くから各チームが集まり準備を進めた。予選日同様に晴天に恵まれた岡山国際サーキットだが、気温3度の厳しい寒さの中でレーススタートを迎えることとなった。

 これまでは、冨林と大島がメインで決勝レースを担当していたが、今回はCドライバーの石井宏尚がスタートドライバーを務めるという作戦を採った。

 ポールポジションからのスターということで石井も緊張した面持ちだったが、いざスタートすると、迫り来るライバルに対して一歩も引かない走りをみせた。結局、序盤の段階で52号車と244号車フェアレディZの先行を許し3番手となるが、第1スティントの終盤まで彼らに離されまいと、ペース維持していた。

 開始から1時間が経過したところで1回目のピットストップを行ない、大島がマシンに乗り込んだ。この時点で2番手に上がることはできたが、重いウエイトハンデを背負っていることもあり、244号車に再び逆転されることとなった。

 少々我慢を強いられる展開となったが、大島は着実に周回を重ねていき、1時間45分を迎えるところで2度目のピットストップを敢行。今シーズンの39号車最後のスティントは冨林が務めた。

 終盤は単独での走行となったが、その中でも冨林はできる限りペースを上げ、トップに食らいつこうとした。勢い余ってコースオフしてしまうシーンもあったが、なんとかマシンをチェッカーフラッグまで運び、3位表彰台を獲得した。

 最高の結果でシーズンを締めくくることはできなかったが、レースを終えた田中代表をはじめ3人のドライバーは、無事に1年を戦いきれたと安堵の表情をみせていたのが印象的だった。

 “狙うは3連覇”。彼らの中ではすでに新たな挑戦が始まっている。

田中代表コメント

 今回は石井選手をメインにする戦略にして、どこまで行けるか。また冨林選手、大島選手にも予選でニュータイヤをおろして、予選一発でどこまで合わせ込めるか? という、新しい試みをやってみました。2人がきっちりアタックを決めて、石井選手がポールポジションからスタートする……、本当に3人のチームワークが光った1戦でした。来年は3連覇に挑戦したいですね。ここまできたら、誰も到達したことがないところまで記録を伸ばしていきたいなと思っています。

冨林勇佑選手コメント

 今回はみなさんがすごく気を使ってくれて、チェッカードライバーを担当させてもらいました。タイヤも交換して、万全の状態で行かせてもらいましたけど……、キツかったですね。最初はタイヤをいたわることを考えていたんですけど、途中からはスイッチを切り替えてフルプッシュでいきました。普段はスタートとか真ん中のスティントなので、次につなぐこととか色々考えながら走るんですけど、今回は何も考えずにプッシュしました。残り2周くらいでタイヤが消耗してしまって飛び出してしまいましたけど、久々にプッシュし続ける走りができたので、良かったです。

 昨年はもともとフル参戦する予定はなかったんですけど、富士でのテストをきっかけに乗ることになって、気づいたらバタバタと駆け抜けていきました。ただ最終戦をやらずにシーズンが終わっちゃったので、チャンピオンを獲得できたのはうれしかったですけど、どこか消化不良な部分もありました。そういう意味では、今年はAドライバーになってみんなを引っ張っていく立場になって、最後にしっかりシリーズチャンピオンを獲ることができたので、本当にホッとしています。スポンサーさんをはじめ、チームの皆さん、そしてチームメイトのおかげで、悔いなく1年を終えることができたのかなと思います。

大島和也選手コメント

 (ウエイトハンデが重いというのは)名誉なことではあるんですけど……、レースでは正直かなり辛かったですね。でも石井選手がタイヤをそこまで消耗させることはなく僕に渡してくれたので、すごくありがたかったです。とはいえ長い時間使っているタイヤなので、中盤以降は厳しかったですけど、そこは無理せずに、次に繋げることを意識して走りました。

 今シーズンを振り返って、運が良かったというか、ついているなと思いが強かったです。オートポリスと鈴鹿で最終スティントを任せてもらいましたけど、最後に逆転できたのも、それまでのレース展開とかがかなり大きかったと思います。2020年からこの3人で組んでいますけど、本当に仲が良すぎるくらいの関係です。それが、お互い気を使わずに言い合えるところも良いのかなと思います。この環境で走らせてもらえることが、すごく幸せです。

石井宏尚選手コメント

 初めてのスタートスティント担当がポールポジションからということで、名誉な体験をさせていただきました。52号車にすぐ行かれてしまいましたけど、その後のペースが良かったです。

 この2人と一緒に練習走行や予選を走らせてもらう中で、僕自身も勉強になることが多いですし、今回も決勝レースをポールから走らせてもらって、新たに学ぶことも多かったです。本当に冨林選手、大島選手と組めて良かったなと思いました。

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