山根博士のグロスマレビュー
2021年最強カメラスマホ「HUAWEI P50 Pro」を3ヵ月使ってわかったカメラへの考え方
最強カメラは4眼構成
モノクロや100倍望遠も
カメラはメインが5000万画素、1300万画素の超広角、4000万画素のモノクロの3つがまとめて配置されている。さらに光学3.5倍、デジタル100倍対応の6400万画素ペリスコープカメラを別配置した。動画は4K 60fpsにまで対応する。
カメラについてはファーウェイらしい、AIを使った映える写真を手軽に撮影できる。モノクロカメラが加わったことで写真のディテールはより引き締まった感があり、さらにモノクロ写真もいい感じだ。なおディスプレー埋め込みの指紋認証センサーはやや下側に位置するが、本体を横向きに持ってみると親指でうまくタッチできる。カメラとして使うことを考えた場所にセンサーを配置しているのかもしれない。
以下はHUAWEI P50 Proによる作例だ。
フロントカメラを活用するアクセサリーも販売されている。HUAWEI Mate 40 Proにもあったリングライト付きのケースで、バッテリーは非搭載。HUAWEI P50 Proのリバース充電機能を使って給電しLEDライトを光らせることができる。夜間のセルフィーやVlog撮影時に役に立ちそうだ。
【まとめ】カメラは言うまでもなく
スペックも高性能でハイエンドのお手本
HUAWEI P50 Proを約3ヵ月使ったが、カメラフォンとしての性能は高く、写真の撮影結果に不満を感じたことは一度もない。筆者は「Xperia 1 III」も併用して使っていたが、AIで美しい写真を常に得られるHUAWEI P50 Proと、見たままを忠実に表現してくれるXperia 1 IIIはどちらも「いい絵」が撮れることに変わりはなく、撮影写真に対しての考え方は180度違う方向を向いているとも感じた。
ここまで優れたカメラ性能を持つHUAWEI P50 Proがグローバルに展開されないのは残念なことだが、ファーウェイにはぜひこれからも最高のカメラを搭載するスマートフォンの開発を続けてほしいものだ。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう