ASUSは11月24日、冬モデルPC各モデルを発表した。スレート型からプロ向けモデルまで、すべて有機EL(OLED)を採用しているのが特徴である。
ASUSが今回発表したマシンに搭載するOLEDのスペックは共通で、その特長は以下のとおり。
●クラス最高の色表現
色域はDCI-P3が100%、sRGBが133%でHDR対応、PANTONE認証済み。
●目に優しい
ブルーライトの成分を約70%軽減。スペクトルではLCDの21.5%から、6.5%に減少させている。
●細部まで映す・細部まで見える
ディスプレイの輝度変化に関わらず、最高の色表現を実現。
●本当の黒
コントラスト比100万対1、最高輝度500nitで、最低0.005nitを実現し、トゥルーブラックを表現する。
●よりクリアでなめらかに
応答速度0.2msを実現し、ブレない映像体験できる。
また、ASUS独自の「有機EL Care」を搭載。ピクセル・リフレッシュとピクセル・シフトにより、焼き付き・定着を軽減している。
16インチの4Kディスプレー搭載
ASUS Vivobook Pro 14X / 16X OLED(M7400/M7600/N7400/N7600)
Core i7-11370HまたはRyzen 9 5900Hに、GeForce RTX 3050を搭載した、メインストリームのモバイルノートPC。
ディスプレーは16:10で3面が4.8mmの狭額縁。16型は4K解像度(3840×2400ドット)の500ニト、14型は2.8K解像度(2880×1800ドット)で600ニトで、テュフラインランドとPantoneの認証を取得している。
メモリーは16GB、SSDは512GB。キーボードは16型がテンキー付きの102キー、14型は84キーという違いがある。タッチパッドには「DialPad」と呼ばれる、回転ダイヤルを疑似的に利用できる機能を持ち、クリエイティブ系アプリなどで活用できる。
インターフェースはインテルモデルはThunderbolt 4 (Type-C)、AMDモデルはUSB 3.2 (Type-C、Gen1)に加えて、両モデルともにUSB 3.2 (Type-A、Gen1)、USB 2.0×2にマイクロSDXCカードスロット、HDMI、コンボジャックを搭載する。
サイズは14型が317.4×228.5×18.2mm、16型が360.5×259×18.9~19.5mmで、重量は1.48kgと1.94kg。型番はインテルモデルがN7400とN7600でボディーカラーはクールシルバー、AMDモデルがM7400とM7600でブラックである。価格は14Xが18万9800円、16Xが19万9800円からで、11月25日発売予定。
Pro Xの弟分 ASUS Vivobook Pro 14 / 15 OLED(M3401/M3500)
続いてのモデルは、上記Pro Xの弟分で「DialPad」は搭載していない。CPUは15型がCore i7-11370HまたはRyzen 7 5800HでGeForce RTX 3050、Ryzen 9 5900HでGeForce無しのモデルもある。14型はRyzen 9 5900HとRyzen 7 5800HでGeForce無しだ。
ディスプレーは15型が16:9の15.6インチFHD、14型は16:10の2.8K解像度。メインメモリーは15/14型ともに8GBまたは16GBで、SSDは15型は512GBまたは1TB、14型は512GB。
インターフェースはPro Xと同様で、キーボードも15型のみテンキー付き。
サイズは15型が359.8×235.3×20.4mm、14型が317.4×228.5×19.52mmで、重量は1.65kgと1.464kg。価格は14/15ともに12万9800円からで、14は12月上旬、15はモデルにより11月25日から順次発売となる。
タブレットにもなる2in1
ASUS Vivobook 13 Slate OLED(T3300)
キーボードとディスプレーが分離するカタチの2in1モデルで、CPUはPentium Silver N6000、メインメモリーは4GBまたは8GB、ストレージはSSD 256GBまたはeMMC 128GB。
ディスプレーは13.3インチFHD(1920×1080ドット)で、インターフェースはUSB 3.2 (Type-C、Gen2) ×2にmicroSDXC、コンボジャック。
サイズは合体時で310×198×17.55mm、重量は1385g。価格は9万4800円からで、発売はモデルにより11月25日より順次となっている。
プロクリエイター向けのハイエンドノート
ProArt Studiobook 16 / Pro 16 OLED(H5600/W7600)
プロ向けの高速CPU+GPU、高品質OLEDを配したハイエンドノートPCで、タッチパッド左上に物理ダイヤルを実装しているのが大きな特徴。16(H5600)とPro 16(W7600)の違いはエンジンで、16は、Ryzen 9 5900HまたはRyzen 7 5800Hに、GeForce RTX 3070または3060を搭載。Pro 16は、インテルのXeon W-11955MまたはCore i7-11800Hに、NVIDIA RTX A5000またはA3000を搭載している。
メインメモリーは16が16GBまたは32GBで、Pro 16は32GBまたは64GB。SSDは16が512GBまたは1TBで、Pro 16が1TBまたは4TB(RAID0)。
インターフェースは16がUSB 3.2 (Type-C、Gen2)×2、USB 3.2 (Type-A、Gen2)×2、Pro 16はThunderbolt 4 (Type-C)×1、USB 3.2 (Type-C、Gen2) ×1、USB 3.2 (Type-A 、Gen2)×2という違いがあるが、それ以外の主なスペックは16とPro 16で変わらない。このほかにHDMIとSDXCカードスロット、コンボジャック、1000BASE-Tの有線LANも搭載する。
ディスプレーは16インチのOLED、16:10のWQUXGA(3840×2400ドット)で、最大輝度は600ニト、DisplayHDR500TrueBlack認定である。
サイズは362×264×19.9~21.86mmで重量は2.35kg。価格は16が19万9800円、Pro16が42万9800円からで、モデルにより、12月8日から順次発売。
ハイエンドモバイルノート
ASUS Zenbook Pro 15 OLED(UM535)
CPUにはRyzen 9 5900HまたはRyzen 7 5800H、メモリーは8GBまたは16GB、SSDは512GBまたは1TBを内蔵する。
ディスプレーは15インチのFHD(1920×1080ドット)で、タッチ対応。インターフェースはUSB 3.2 (Type-C、Gen2)×1、USB 3.2 (Type-A、Gen1)×1、HDMI×1、オーディオジャック、SDカードスロットを備える。
サイズは356.7×239.5×19.65mmで、重量は1.85kg。価格は15万4000円からで、発売は12月中旬の予定。
1.14kgの軽量モバイルにも有機EL搭載
Zenbook 13 OLED(UX325EA)
Zenbookの13型は、CPUにCore i7-1165G7またはCore i5-1135G7搭載し、メインメモリーは16GB、SSDは512GBまたは1TBを搭載。
ディスプレーは13.3インチのFHD(1920×1080ドット)で、本体サイズは304×203×13.9~14.9mm、重量は1.14kg。価格は16万9800円からで、発売は11月25日。
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