kintoneをリアルタイム化して実用度MAXへ(トヨクモ江田さん)
3番手はトヨクモの江田篤史さん。スライド表示の時間を稼ぐため、応援していた社員たちはTVCMの「かんた~んトヨクモ~」を踊ってくれた。なんともアットホームな職場のようだ。
さて、今回江田さんが挑んだ課題はkintoneのタイムラグ。kintoneのレコード登録にはタイムラグがあり、Aさんが見たレコードと、Bさんが見たレコードは、必ずしもリアルタイムではない。追加されたレコードをユーザーに通知することができないので、タイミングによってはAさんによって追加されたレコードを、Bさんが見逃していることになる。江田さんは「kintoneは聞かれたらなんでも答えてくれるのですが、自分から話しかけられないシャイさがあります」と指摘する。
そこで江田さんが提案するのがWebSocketを用いたリアルタイムkintone。「聞かれてもいないのに話しかけてくる親切なおばちゃんをイメージしてもらえるといいと思います」と江田さんは説明する。これはわかりやすい説明だ。実際、カスタマイズされたリアルタイムkintoneではレコード通知すると、利用中のユーザーにも通知される。
江田さんは、kintoneの一覧が自動的に更新されるリアルタイムビュー、複数ユーザーによる同じレコードの共同編集、タスク完了のたびに書き込む分報アプリ、複数レコードを複数人で編集するExcel風の共同編集といった4つのユースケースを動画で披露。kintoneの課題に深く切り込んだ実用性の高いハックだった。
ちなみにkintone hack nightはLT間でのショーも魅力。今年はお笑いグループ「怪奇!YesどんぐりRPG」による連弾ギャグが披露され、会場からも生温かい声援が送られた。個人的には「ピッチャー、ググってる」と「パンティーライン、湘南新宿ライン」がけっこうツボで、「プレイヤーチェンジ、プレイヤーチェンジ」がしばらく頭から消えなかった。
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