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リフレッシュレートの高さが求められるFPS・TPSも快適!

RTX 3070 Laptop GPU搭載、240Hz駆動の15.6型ゲーミングノートPC「G-Tune H5-H」で勝利を掴もう!

2021年11月16日 11時00分更新

文● 勝田有一朗 編集●市川/ASCII
提供: マウスコンピューター

第11世代CoreプロセッサーとRTX GPUの組み合わせが高いパフォーマンスを発揮

 次に、いくつかの定番ベンチマークソフトを用いてG-Tune H5-Hの基礎性能を検証していこう。まずはCPUのマルチスレッド性能とシングルスレッド性能を測る「CINEBENCH R20」と「CINEBENCH R23」を、G-Tune H5-Hの3つの動作モードでそれぞれ実行した。

 スコアーを見ると、動作モードの違いは主にマルチスレッド性能に表れていることがわかる。静音モードではシングルスレッド性能も若干落ちてはいるが、パフォーマンスモードとバランスモードにシングルスレッド性能の差はほぼないといって良いだろう。つまり、3Dレンダリングや動画エンコードなどマルチスレッドをフル活用するシーンでパフォーマンスモードは真価を発揮し、マルチスレッドに最適化されていない用途であればバランスモードで十分ということになる。

 また、静音モードのシングルスレッド性能が約1割ほどの性能低下に留まっている点にも注目したい。G-Tune H5-Hが搭載する第11世代Coreプロセッサーはシングルスレッド性能が強化されたプロセッサーとされており、例えばCINEBENCH R23のシングルスコアーで見ると、静音モードで1割低下しているとはいえ、1345というスコアーはCore i7-10700K(シングルスコアーは約1300)と同等以上になる。静音モードでもこれだけのシングルスレッド性能を有するので、ウェブ閲覧や動画視聴などの軽作業であれば問題なくこなすことができるだろう。

 続いて、PC全体の性能を測る「PCMark 10」(Ver.2.1.2525)の結果を見ていこう。こちらはバランスモードとパフォーマンスモードで計測を行なった。まずバランスモードは、総合スコアーが6698で、その内訳は、アプリ起動速度、ビデオ会議、ウェブブラウジングの性能を測る「Essentials」が9843、表計算や文書作成のオフィスソフト性能を測る「Productivity」が8721、写真編集や動画編集などのクリエイティブ性能を測る「Digital Content Creation(DCC)」が9500という結果になった。いずれも十分高性能とされるスコアーで、テレワーク作業やコンテンツ製作といった用途にも高い性能を発揮する。

 パフォーマンスモードのスコアーも見ていくと、統合スコアーが7088(約5.8%アップ)、Essentialsが10004(約1.6%アップ)、Productivityが9405(約7.8%アップ)、DCCが10274(約8.1%アップ)となった。マルチスレッド処理が多いと思われるDCCのスコアーの伸びが一番良い結果となった。

PCMark 10の実行結果(バランスモード)

PCMark 10の実行結果(パフォーマンスモード)

 3Dグラフィックスの性能を測る定番ベンチマーク「3DMark」(Ver.2.20.7274)でパフォーマンスをチェックしてみた。ここではパフォーマンスモードとバランスモードでの計測を行なっている。

 DirectX 11のテスト「Fire Strike」では、フルHD解像度(1920×1080ドット)のFire Strike無印が2万を超える高いスコアーを記録しており、高フレームレートのゲーミングに期待が持てる。またDirectX 12のテストを行なう「Time Spy」では、WQHD解像度(2560×1440ドット)のTime Spy無印が1万に近いスコアーを出している。

 4K解像度(3840×2160ドット)のFire Strike UltraとTime Spy Extremeはさすがに少し荷が勝ちすぎているようだが、そもそもG-Tune H5-Hのディスプレーは1920×1080ドットなので、あくまで参考程度に。

 「Direct X Raytracing(DXR)」のテスト「Port Royal」では6000前後のスコアーを記録している。タイトルと設定次第ではレイトレーシングをオンにして60fpsでのゲームプレイを楽しめるだろう。

 パフォーマンスモードとバランスモードの差に注目してみると、Fire Strikeでは約2~3%、Time Spyでは約6~7%ほどのスコアーの伸びを確認できる。各ベンチマークのスコアー内訳を詳しく見ると、CPU演算性能を測るPhysics scoreやCPU scoreが大きく向上しスコアーに貢献していた。やはりCPUパワーが重要なケースでパフォーマンスモードの効果が大きいようだ。

 続いて、ストレージの速度を測る「CrystalDiskMark 8.0.4」を用いて、M.2 NVMe SSDの速度を測った。試用機に搭載されていたAGAMMIXS50L-1T-CはPCI Express 4.0のM.2 NVMe SSDで、テストの結果はシーケンシャルリードが3893MB/秒、シーケンシャルライトが3227MB/秒となった。PCI Express 4.0のハイエンドM.2 NVMe SSDと比較すると控えめな性能だが、PCI Express 3.0のハイエンドM.2 NVMe SSDの性能は超えている。普段使いやゲームのローディングなどでも十分なパフォーマンスを発揮してくれるだろう。

CrystalDiskMarkの実行結果

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