A.L.I. Technologiesは10月26日、富士スピードウェイ レーシングコース(静岡県小山町)にて、実用型ホバーバイク「XTURISMO Limited Edition」発表会を開催した。
XTURISMO Limited Editionは、インフラ等の整備が不完全な場所の移動など、幅広い分野での活用を想定したエアモビリティーの新たなアイコンとして、プロダクトの第一歩である限定デザインモデルとしてリリースしたもの。
代表取締役社長 片野 大輔氏は、プレゼンテーションの中で、「ホバーバイクの災害時の緊急時利用を可能にすると同時に、平時でのエンターテインメント利用を促進します。社会実装の為に、まずはレギュレーション策定のための材料や“一般認知(社会的受容性)”を高める必要性を感じています。社会貢献性のある産業として育ててまいります」と述べた。
今後は、機体開発に加えて、安全な社会実装に向けたアプリケーションや運航管理を行う運航管理システム「C.O.S.M.O.S.」の開発に取り組む予定。C.O.S.M.O.S.は、エアモビリティーおよびドローンなどが多数、飛行・走行する場合に、空の道を構築し安全に運航するためのシステムで、ドローンに関するNEDOの実証試験等でも活用している。
本発表会では、XTURISMO Limited Editionの有人走行パフォーマンスおよび販売予定デザインモデルの展示、リアルタイムレンダリング技術による「空の道」公開、京セラによるXTURISMOの走行感覚を体験できるVR機体を展示した。
XTURISMO Limited Editionは、10月26日の発表会より受注を開始し、2022年前半の納車を予定している。価格は7770万円で、200台限定。
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