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DJI、シネマ品質の映像撮影を可能にする4軸シネマカメラ「DJI Ronin 4D」を発表

2021年10月21日 12時00分更新

 DJIは10月20日、4軸シネマカメラ「DJI Ronin 4D」を発表した。

 本製品は新登場のフルサイズ センサー搭載Zenmuse X9ジンバルカメラ、4軸安定化機構、LiDARフォーカスシステム、映像伝送&制御システム等、これら全てを一つのユニットに統合している。

 フルサイズセンサー搭載のZenmuse X9ジンバルカメラには8Kと6Kの2種類のモデルがあり、シネマ品質の映像撮影を実現。6Kモデルは最大6K/60fpsと4K/120fpsでの撮影に対応し、8Kモデルは最大8K/75fpsでの撮影に対応している。

 また本製品は垂直方向のカメラの揺れを効果的かつ能動的になくすZ軸を、従来の3軸ジンバルに追加しており、オペレーターが歩いたり、走ったり、激しく動いても安定した動画を撮影可能としている。

 新たに設計されたLiDAR レンジファインダーは正確なレーザー計測を継続して行ない、10mまでの範囲で最大4万3200個もの測距点を同時に検知することができ、低照度環境下でも被写体の位置を迅速かつ正確に捉えることが可能。

 さらに刷新されたDJIのO3 Pro伝送技術の使用により、4D映像トランスミッターは最大およそ2万フィート(およそ6km)の範囲で1080p/60fpsの映像を遠隔モニターへ伝送できるほか、AES 256-bit暗号化技術に対応し、安全な映像伝送が可能でエンドツーエンドでの低遅延伝送を実現している。

 記録方法はUSB SSD、CFexpress Type-Bカード、同社開発のPROSSD 1TBの3種類に対応。音声録音では2チャンネルの24bitオーディオに対応したマイクが内蔵されている。

 本体、Zenmuse X9-6K ジンバルカメラ、LiDAR レンジファインダー、高輝度メインモニター、ハンドグリップ、トップハンドル、TB50 インテリジェントバッテリー、キャリーケースが同梱された6Kコンボの価格は86万9000円。12月より公式オンラインストア等で販売。

 8Kコンボは、ジンバルカメラがパワフルなZenmuse X9-8Kジンバルカメラにアップグレードされ、さらにPROSSD 1TBが追加されている。価格は132万円(発売日は未定)。

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