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最新技術で母親と父親の心身の不調をケア

佐賀大学、リスク計測テクノロジーズらと産後うつ病予防の研究を共同で実施

2021年10月01日 20時00分更新

 佐賀大学医学部看護学科母性看護・助産学領域は、家族の妊娠・育児に寄りそうウェブアプリ「CHILEWL」を運営するヘルスサポーターズイノベーション、西九州大学リハビリテーション学科理学療法学専攻、リスク計測テクノロジーズと共同で研究を実施していると発表した。

 研究タイトルは、「音声マインド分析技術Moivelによる母親と父親の産後うつ病のスクリーニングの有用性」。

 産後うつ病の発症率は男女ともに10%程度で、産後1年間は発症する可能性があるという。同研究では、一般での実証研究が済んでいる、声だけで簡単にモチベーション(活動意欲)の状態を計測し、数値で示すことができるマルチデバイスに対応したアプリ「Motivel」を活用し、母親と父親の心身の不調をスクリーニングできるかを検証することを目的としている。自宅で簡単に信頼性のあるセルフチェックを行なうことができれば、専門家への相談もしやすくなり、産後うつ病の予防や育児期の生活の質の向上につながるという。

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