3連ファン&大型ヒートシンク採用のビデオカード
フルHD~WQHDで快適プレイ! 静音性と冷却性能を兼ね備えたASRock「Radeon RX 6600 XT Challenger Pro 8G OC」の利点とは?
Radeon RX 6600 XT Challenger D 8GB OCを眺めてみた
価格を抑えながら、静音&高冷却に期待できる3連ファン&大型GPUクーラーを採用したRadeon RX 6600 XT Challenger Pro 8G OCを眺めていこう。
独自形状のファンブレードで静音、高エアフローを実現した90mm角相当ファンの「Striped Axial Fan」や、ブラックベースにシルバーカラーのラインが描かれたメタルバックプレート、そして基板よりも9cm近くも大きなヒートシンク&銅製ヒートパイプで構成した大型ヒートシンクと、特徴満載のビデオカードだ。
大型GPUクーラーの実力を試してみた
続いては、AMD「Ryzen 7 5800X」や、ASRock B550チップセット搭載マザーボードの新モデルとなる「B550 PG Riptide」などを使ったテスト環境に、Radeon RX 6600 XT Challenger Pro 8GB OCを搭載。「3DMark」のストレステスト「Time Spy Extreme Stress Test」を実行して、大型GPUクーラーの性能をチェックしていこう。
テスト環境 スペック | |
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CPU | AMD「Ryzen 7 5800X」 (8コア/16スレッド、3.8〜4.7GHz、TDP105W) |
CPUクーラー | 360mmラジエーター本格水冷 |
マザーボード | ASRock「B550 PG Riptide」 (AMD B550チップセット、ATX) |
メモリー | G.SKILL「DDR4-3600 16GB×2 F4-3600C16D-32GTZNC」 (DDR4-3600、16GB×2) |
ビデオカード | ASRock「Radeon RX 6600 XT Challenger Pro 8GB OC」 (Radeon RX 6600 XT、GDDR6 8GB) |
SSD | WESTERN DIGITAL「WD Blue SN550 NVMe 1TB(WDS100T2B0C)」 (NVMe M.2 PCIe3.0×4、1TB) |
電源ユニット | Cooler Master「V850 GOLD V2 850W(MPY-850V-AFBAG-JP)」 (80PLUS GOLD、850W) |
OS | Microsoft「Windows 10 Home」(64bit、21H1) |
Time Spy Extreme Stress Test実行中のGPU温度や、GPUホットスポット温度、GPUクロック、ファン回転数を「HWiNFO 64 Pro」で記録。また、テスト中の騒音値を中央ファンから30cmほど離れた位置で計測している。
ゲーム中に気になる騒音値は、ファン回転数がテスト中最大値となる1400rpm(26%前後)台に達した際でも39.3dBA程度と十分静かで、テスト実行中の大半を占めている回転数1100rpm前後、20%程度では38.8dBAを記録した。このバラック状態で、気にならない静音性に加え、GPU温度も最高で68度、平均値64.84度を記録し、GPUホットスポットも84度と、まったく不安のない温度になっている。冷却不足によるフレームレートの低下やファンノイズに悩まされることなくゲーミングを楽しめるだろう。
Time Spy Extreme Stress Test実行中の推移 | ||
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平均 | 最高 | |
GPU温度 | 64.84 | 68 |
GPUホットスポット温度 | 77.94 | 84 |
GPUコアクロック | 2455.56 | 2546 |
GPUファン回転数 | 1132.75 | 1422 |
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