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ミリタリー系マザーボードにベストマッチ! 「ラギッドスタイル」の新メモリー「XPG SPECTRIX D45G」をテスト

2021年09月29日 10時00分更新

DDR4-2666に対しては確実にアドバンテージがある

 パフォーマンステストの環境は以下のとおり。GAMMIX D45については、XMPプロファイルをロードしない場合の定格設定(DDR4-2666、CL19)でもテストしている。

 AIDA64 Extremeの転送速度テストでは、リード、ライト、コピー、レイテンシ、いずれのテストもメモリーの仕様どおりの性能がしっかり出ていると言える。

 「FINAL FANTASY XIV:暁のフィナーレベンチマーク」でもDDR4-2666(CL19)に対しては確実にアドバンテージがあり、DDR4-3600とDDR4-3200のスコア差も少しだが確認できる。

 AMDのCPUは、CPU内部バスであるIF(Infinity Fabric)の周波数がメモリーの周波数と同期し、DDR4-4000まで(Ryzen 3000シリーズではDDR4-3800まで)は高周波数のメモリーを使えば使うほどIFの周波数も速くなる構造になっている。

 IFの影響はメニーコアになるほど大きく、さらにCPUの処理性能が高いほどメモリーの性能差も表面化する状況は多くなるので、Ryzen 9 5950XなどのハイエンドモデルCPUならば、今回テストしたようなDDR4-3600メモリーを使ってみるのもいいだろう。

テスト環境
CPU AMD Ryzen 5 3500
マザーボード MSI MAG B550 TOMAHAWK
SSD XPG S50 lite 2TB
ビデオカード GIGABYTE GeForce RTX 2060 GAMING 6G
PCケース XPG INVADER
電源 XPG Core Reactor 750 Gold
  SPECTRIX D45G
(3600、CL18)
SPECTRIX D45G
(3200、CL16)
SPECTRIX D45G
(2666、CL20)
AIDA 64 Extreme
メモリリード(MB/s) 50170 45736 38035
メモリライト(MB/s) 28792 25594 21329
メモリコピー(MB/s) 45152 41449 34475
メモリレイテンシ(ns) 71.8 75.9 89.9
FINAL FANTASY XIV:暁のフィナーレベンチマーク
1920×1080(最高品質) 15622 15335 14421

ラギッドスタイルという新たな選択肢を提供した新製品

 XPG SPECTRIX D45G、XPG GAMMIX D45は、ラギッドスタイルのヒートシンクが特徴のゲーミングメモリーだ。

 細部までこだわりが行き届いたデザインで、ミリタリーテイストのゲーミングマザーとの相性は最高。SPECTRIX D45Gは、ケーブルレスで手軽にアドレッサブルRGBの発光ギミックが楽しめるので、光の演出を加えたい方にお勧めだ。アドレッサブルRGBのないGAMMIXは質実剛健なイメージにも合う。

 デザインに凝ったゲーミングメモリーはたくさんあるが、単体での見た目の派手さを追求したものが多い。ミリタリーテイストのマザーボードが多い反面、意外とこのようなラギッドなイメージの製品はなかっただけに貴重な製品ではないだろうか。

Amazon.co.jpへのリンク(XPG SPECTRIX D45G)
Amazon.co.jpへのリンク(XPG GAMMIX D45)

 

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