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Tiger Lake-H世代のクリエイティブ/ゲーミングモデルはスゴイ

厚み16mm切りでデスクトップ級の性能を実現!Core i9-11980HK搭載ノートPCレビュー

2021年09月08日 11時00分更新

モニタリングツールで確認していくスペック

 では改めてリファレンス機のスペックを見ていこう。CPUはTiger Lake-H世代のフラッグシップであるCore i9-11980HK、GPUはノートPC向けAmpere世代GPUのGeForce RTX 3060だ。デスクトップPC向けのGeForce RTX 3060と異なり、VRAM搭載量は6GB(デスクトップ向けは12GB)となる。

モニタリングツール「CPU-Z」でCPUの情報を拾ってみた。しっかりCore i9-11980HKであることが確認できる。ちなみに、8コアブースト時では4.5GHz駆動、2コアまでなら5GHzまでブーストすることも確認している

同じく、モニタリングツール「GPU−Z」でGeForce RTX 3060の情報を拾ったところ。ノートPC向けGeForceなので、VRAMの容量は6GBとなっている

 メモリーはDDR4-3200で32GB実装されているが、メモリーの動作モードは“Gear 2”。すなわちメモリーコントローラーのクロックがメモリーの2分の1のクロックで動いているようだ。CPUコア数はデスクトップ向けのCore i9と同じだが、動作クロックやTDPのほか、メモリーパフォーマンスでやや劣ることを示唆している。

モニタリングツール「HWiNFO64 Pro」でメモリーの情報を見てみると、「Gear Mode」が「2」となっているため、メモリーコントローラーのクロックはDDR4の実際のクロックである1600MHzの2分の1、すなわち800MHz動作であることを示している

 ストレージはPCI Express 4.0(Gen4)×4接続のNVMe M.2 SSD(Phison製コントローラー搭載品)が2基(各512GB)。Tiger Lake-Hのあらゆる側面を重さ2.2kgのボディーにいい感じで凝縮したリファレンス機と言えるだろう。

ストレージ情報がわかるツール「CrystalDiskInfo」でSSDをチェック。Phison製コントローラーを搭載したPCI Express 4.0対応SSDが2基組み込まれていた(中段のTransfer Modeの表記に注目)

筆者も外見だけでMSI製ノートPCと言ったわけではない。リファレンス機には「MSI Center」がインストールされていたからだ。ここでCPUのパフォーマンスモードの切り替えなどができる

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