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山根博士のグロスマレビュー

Redmi Note 10 JEのベースモデル、シャオミ「Redmi Note 10 5G」はそつなく使える1台

2021年08月27日 12時00分更新

超広角や望遠を搭載していないカメラは使えるのか!?

 カメラは広角ですべてをカバーし、近距離はマクロ撮影が可能、ボケを実現するToFカメラを搭載というベーシックな組み合わせだ。なお室内撮影などに有利な超広角を搭載していない点については、シャオミの東アジア地域ジェネラルマネージャー、Steven Wang氏のインタビューに回答があるので気になる方はそちらを読んでいただきたい(「ここまでのカスタマイズは初」、日本限定モデル「Redmi Note 10 JE」を投入 するシャオミ)。

カメラ部分のアップ。ベーシックな組み合わせだ

 カメラのUIは一般的なものだが、多くのスマートフォンのカメラ画面内にみられる倍率・ズーム変更をするための「1X」といった数字表示が無い。これは超広角や望遠を搭載していないからなのだろう。デジタルでは最大8倍までに対応しており、望遠撮影するには画面をピンチアウトするか、あるいはボリュームボタンに「ズーム」を割り当てボタン操作で行なうことになる。

(左)カメラを起動。倍率ボタンがない。(中)「音量ボタンにズームを割り当て」。(右)画面のピンチアウトかボリュームボタンで倍率変更ができる

 フレームサイズの変更やマクロ撮影の切り替えは画面左上をタップして表示されるメニューからワンタッチで行える。4800万画素の切り替えはここからはできず、カメラモードの「もっと見る」をタップしなくてはならないのがやや不便。なお、この「もっと見る」にはその他のカメラモードが用意されているが、表示をタイル状に変更することもできる。これはMIUIの最新バージョンに用意されている機能のようだ。

(左)画面左上からメニューを表示できる。(中)4800万画素切り替えは「もっと見る」から行う。(右)タイル状のUIに変更

 以下、Redmi Note 10 5Gで香港の街中でいくつか写真を撮影してみた。クリックでオリジナルサイズで表示できる。

標準撮影(1200万画素相当)

4800万画素撮影

デジタル2倍撮影(1200万画素相当)

デジタル10倍撮影(1200万画素相当)

標準撮影(1200万画素相当)

標準撮影(1200万画素相当)

ポートレート撮影(ボケ最大)

夜景モード撮影

【まとめ】目立った機能はないが
日常的に使うなら十分な実力

 Redmi Note 10 5Gは大きく目立った機能はないものの、4Gの低価格スマートフォンを使ってきたユーザーにとっては大きなスペックアップになるだろうし、なによりも5Gに対応したことで動画視聴などでより快適な体験を得ることができる。しかも2万円台前半の価格で入手できるのだ。今後は日本発売のRedmi Note 10 JEのノウハウを生かし、次のモデルではぜひ防水に対応してほしいものである。

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