49万円台の価格にふさわしいパワーを発揮
第11世代Core i9+RTX 3080 Laptop GPU搭載、4K採用の17.3型ハイパワーノート「DAIV 7N」が物凄いワケ
4K UHDの高色域ディスプレー採用!
インターフェースも豊富で使い勝手は良好
それでは、外観をチェックしていこう。見た目の印象としては先代のDAIV 7Nからの変更点はほぼなく、並べても違いはわからないくらいだ。17.3型ディスプレーを採用しているため、フットプリントはそれなりに広くなっているが、底面に向かって絞り込まれた形状をしているため、真正面から見る限りは極端に大きく感じない。しかし、デスクトップ用CPUに加え、ノート用とはいえRTX 3080 Laptop GPUを載せているので少し角度を変えてみると、その厚みや後方に張り出した形状が特徴的だ。
本体サイズは幅約399mm、奥行約320mm、高さ約43.9mm、と一般的な15.6型ノートよりも一回り以上接地面積を必要とし、ある程度の場所の確保が必要だ。重量は約4.65Kgとそれなりの重さがあり、部屋や家の中での移動ならともかく、持ち出す場合には覚悟が求められる。しかし、似たような性能のデスクトップPCを持ち出すよりは簡単に移動が可能で、好きな場所で作業ができるというのは大きな利点でもあるだろう。
本体サイズに余裕があるため、インターフェースは豊富だ。USB 3.1 Type-Aは左右で3基、USB 3.1 Type-Cが背面に1基、Thunderbolt 4が右側に2基あり、十分な数が確保されている。外部ディスプレー出力も背面のMini DisplayPortが2基、HDMI端子、そして右側面のThunderbolt 4が2基利用可能だ。本体のディスプレーと合わせて最大4画面への4K出力が可能になっている。複数の出力経路があるので、ほかの接続機器との兼ね合いでどのように接続するかを選べるのは便利だろう。
なお、Thunderbolt 4端子は通常のUSB Type-C端子としても利用可能だ。最近はUSB Type-C接続の外付けSSDも多くなってきたので、それを利用するのも手だ。Thunderbolt 4の規格上の最大転送速度は約40Gbpsあるが、対応機器でなければ最高転送速度は出ず、接続する機器の規格スピードになるので注意が必要。
キーボードは一般的なテンキー付きのキーボードが備わっている。本体サイズが大きいからといってもキーボードは15.6型クラスのキーボードと同じで、キーピッチは約18.2mm、キーストロークは約1.8mmだ。キータッチは軽めで静かなうえに、キーを押し込んだ時に入力されるポイントはわかりやすい。剛性感のあるボディーも相まって入力操作は非常にしやすく感じた。
先代もそうだったが、SDカードリーダーがUHS-Ⅲに対応しているのは地味にありがたい。最近はデジカメで動画を撮る機会も増えているようで、SDカードからのコピーが速くなるのは喜ばしいことだ。デジカメで静止画や動画を撮る機会が多い場合、ファイルサイズも自然と大きくなるので、UHS-Ⅲに対応していて早くコピーできる点は作業効率に大きく影響する。カードリーダーの転送速度は結局購入して使ってみないと実感できない部分が大きいため、UHS-Ⅲに対応しているのは大きな利点の一つといえる。
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