週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

レントロール(不動産賃貸借条件の一覧表)も迅速に自動作成

AI-OCR「DX Suite」が賃貸借契約書に対応、不動産業界のDXを支援

2021年07月29日 15時30分更新

「DX Suite」が非定型帳票モデル「賃貸借契約書」に対応

 AI insideは7月29日、「DX Suite」のAI-OCR機能を拡充し、読取可能な帳票として新たに非定型帳票モデル「賃貸借契約書」に対応した。

 DX Suiteは、文字認識AIを搭載したAI-OCR「Intelligent OCR」と大量帳票を同一フォーマットごとに仕分ける「Elastic Sorter」の機能を搭載したあらゆる帳票をデジタルデータ化するアプリケーション。

 不動産業界では、2020年度の首都圏だけで11万件以上の賃貸物件が取り引きされている。5月に成立したデジタル改革関連法により、従来は対面での書面交付のみだった契約書の完全電子化が進んでおり、不動産業界内でのオンライン化が加速している。一方で、物件契約の際に必ず発生する賃貸借契約書は、未だ紙で保管・管理されており、契約情報をデータ化するために手入力するなどの作業が発生しているという。

 今回、DX Suiteに非定型帳票モデル「賃貸借契約書」を追加し、AI-OCRで契約書情報を迅速かつ高精度にデータ化することが可能となり、データ入力を自動化できるようになった。賃貸借契約書を読み取りRPAと連携させることで、レントロール(不動産賃貸借条件の一覧表)も迅速に自動作成できるという。

 また今後、不動産業界の電子化が進むことで、デジタルで交わされた契約と紙書類で交わされた契約の2通りの業務が発生することを想定し、2通りの処理を1つのワークフローで管理する「Digital Input」を提供。入力媒体に左右されないシームレスな業務フローの実現を目指す。

 同社は8月31日14時~14時40分に、本機能について紹介する無料のZoomウェビナーを開催する。参加はこちらから申し込める。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります