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モスバーガー、自走式分身ロボット「OriHime Porter」を実験導入

2021年07月28日 18時00分更新

 モスフードサービスは7月28日、モスバーガー大崎店にて自走式分身ロボット「OriHime Porter」を実験導入を開始した。

 オリィ研究所のOriHimeは、子育てや介護、身体障がいなどの社会的ハンディキャップにより外出困難な人の分身として、 遠隔地であってもコミュニケーションを可能にする分身ロボット。モスフードサービスでは昨年7月にオリィ研究所との協力でパイロット(遠隔操作者)と会話しながらゆっくりと商品を注文できる「ゆっくりレジ」、レジ操作を利用者自身で行なうセルフレジをサポートする「アシストセルフレジ」のテストも行なっている。

 今回のOriHime Porterは全長およそ130cm、商品を3段分配置できる設計としており、遠隔操作によりフードメニューを店舗スタッフから受け取って席の客のところまで移動し、声かけや商品運搬を行なう。注文から商品の配膳まで、非接触ながらも人と人のコミュニケーションを活かした接客が可能となるとしている。

 実験期間は8月31日まで。平日14時~17時の運用を予定。脊髄性筋萎縮症(SMA)により外出できない酒井麻椰さん(パイロットネーム:まやちゃん)、慢性疲労症候群(ME/CFS)で自宅療養を続ける高橋 茜さん(パイロットネーム:Akaneさん)など10名が担当する予定。

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