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森ビルおよびイーヒルズと共同

パナソニック、仮想専用ネットワークでビルテナント企業や施設等での新たなサービス開発を目的とした実証実験を開始

2021年06月23日 17時30分更新

 パナソニックは6月23日、森ビルおよびイーヒルズと共同で、5Gコアネットワークと免許不要周波数帯を利用するプライベート4G(LTE)構内電話の規格であるsXGP基地局を活用した構内電話網と公衆LTE網による仮想専用ネットワークを構築し、ビルテナント企業や施設、敷地外環境での新たなサービス開発を目的とした実証実験を開始したと発表した。

 本実証実験で構築したネットワークではPHSの良さを継承しながら、従来のPHSの役割を高信頼な企業内IoTネットワークとして置き換えるものとなる。

 スマホやパーソナルコンピューター、IoT機器が強固なセキュリティー管理のもとで安全確実に接続できるようになり、構内音声網と構内情報IP網が統合したネットワークとして機能するようになるという。

 さらにはビルの高度なオートメーション、ビル付帯駐車場のオートバレーパーキング化など5Gが得意とするアプリケーションへの将来展開に対してもインフラ投資の継続性が担保できるよう、あらかじめ自社開発の5Gコアネットワーク上でsXGP基地局を稼働させ、将来は基地局を5Gにソフトウエアアップデートできるように工夫していくとしている。

 同社は、本実証実験を通して、ビル構内の管理の自動化や自宅等からのビル設備の遠隔監視、健康的で安心安全なビルテナント向け業務空間づくりにも取り組み、ビル管理運用業務のDXをサポートしていくとコメントしている。

 本実証実験の詳細はこちらより。

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