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パナソニック、「顔認証APIエンタープライズエディション」を提供開始

2020年11月04日 16時30分更新

SaaSプラットフォーム構成(顔照合端末の機器および管理者用機器は標準サービスには含まれない)

 パナソニックとパナソニック システムソリューションズ ジャパンは11月4日、「顔認証APIエンタープライズエディション」と「SaaSプラットフォーム」の提供を開始すると発表した。

 顔認証ソリューションとセンシングソリューション、高性能エッジデバイスを統合して提供する新事業「現場センシングソリューション」の一環となるもので、需要の多い「点呼・勤怠」向けアプリケーションから提供を開始する。

 働き方改革や新型感染症の拡大を受けて非接触関連技術へのニーズはオフィスでの入退管理に次いで高まっている。パナソニックでは、これらの課題を解決するため、外部サービスとの連携と機能拡張を可能にする高機能なAPIと、既存のサービスに組み込みやすいSaaSプラットフォームを提供し、同社の顔認証ソリューションの開発環境を拡充。

「点呼・勤怠」管理用SaaSプラットフォーム利用イメージ

 顔認証APIエンタープライズエディションは、2019年11月に発表した顔認証APIスタンダードエディションから、顔認証エンジン性能の向上のほか、顔画像保管用ストレージの提供、顔画像登録時の品質チェック機能を追加している。

「点呼・勤怠」管理用SaaSアプリケーション(タブレットでの画面イメージ)

 Saasプラットフォームでは、顔認証APIと連動する「点呼・勤怠」管理用アプリケーションを提供し、各種の点呼・勤怠管理サービスの構築を容易にした。また、アプリケーション開発パートナー向けに、顔認証管理ポータルも提供して開発の利便性を向上。顔照合用のハードウェアを提供するパートナー企業向けには端末用の専用アプリケーションも用意される。

 顔認証API利用料金は、エンタープライズエディションは登録が8円/人、認証は1円/回。スタンダードエディションでは登録5円/1人、認証は1円/回。

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