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日本の夏、水冷の夏 PCの熱はXPGの水冷クーラー「LEVANTE 240」で冷やす! 性能も確認

2021年06月23日 11時00分更新

文● 鈴木雅暢 編集● ASCII
提供: エイデータテクノロジージャパン

ケースファンの増強で顕著な冷却効果

 前面のケースファンを標準の1個の状態(VENTO 120)から、より高性能な製品(VENTO PRO 120 PWM)の3連仕様にするとどのくらい冷えるのか、こちらも交換前と交換後で温度の違いを見てみる。

 テストツールとしては、こちらもAIDA64 Extremeを利用。室温は25度、PCケースのサイドカバーは閉じて測定している。CPUとメモリに負荷をかけるテストとは別に、SSDに負荷をかけるテストも行なっている。

 まず先程と同じくCPU/メモリストレステストの結果だが、CPU温度が3度下がったほか、チップセットが3度、GPUが4度、そしてSSDも5.6度下がった。冷却効果は抜群といえる。

AIDA64 ExtremeのCPU/メモリストレステストのグラフ(3連ファンに交換後)。テスト条件はさきほどと同じ(室温25度)

 SSDに強い負荷を連続してかけるSSDストレステストではさらにハッキリした効果が出た。通常のケースファンの場合はSSD温度が最大74度まで上昇したのに対し、3連のVENTO PRO 120 PWMに交換後は最大66度と8度も下がった。やはり交換の効果はハッキリと出ている。

AIDA64 ExtremeのSSDストレステストのグラフ(標準ファン)。SSD温度は最大74度まで上昇した

AIDA64 ExtremeのSSDストレステストのグラフ(3連ファン)。SSD温度は最大66度、他の温度も軒並み低く、冷却効果はてきめんだ

アドレッサブルRGBで光る120mmファンも
「XPG VENTO 120 ARGB」

 XPGのケースファン「VENTOシリーズ」のラインナップには、アドレッサブルRGBで光る12cmファン「VENTO 120 ARGB」もある。ファンとしてのスペック的には通常の「VENTO 120」と共通で、1200rpm固定で3ピンコネクターで接続する仕様だ。ファンを強化するついでにアドレッサブルRGBのライトアップ効果も加えてグレードアップすることができる。

VENTO 120 ARGBは、VENTO 120の光るバージョン。実売価格は1600円前後

ファンとしての性能はVENTO 120と同じ。3基搭載することで冷却強化しつつ、アドレッサブルRGBの美しい発光が楽しめる

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水冷クーラーや強力ケースファンで熱い夏を乗り切ろう

 これまで見てきたように、水冷クーラーの導入(XPG LEVANTE 240)、PCケースファン(XPG VENTO PRO 120 PWM)の3連実装とも冷却効果は上々だった。

 冒頭でも述べたように、PCを構成する部品は総じて熱に弱い。サーマルスロットリングなど保護機能もあるため、多少冷却不足であってもすぐに故障することはまれだが、サーマルスロットリングが発生すれば性能が落ちるし、パーツの寿命は確実に短くなる。特に日本においては、年々夏の暑さは増す一方だけに、環境によっては冷却不足になりやすくなっている。

 XPGのLEVANTE 240ならば、扱いやすいサイズで価格もリーズナブルで導入しやすく、アドレッサブルRGBのライトアップも同時に実現できるため、自作PCの強化には非常に有効だろう。あわせてケースファンの強化も実施してシステムのエアフローも強化すれば、さらに万全になる。

 特に、今回試したXPG VENTO PRO 120 PWMはPCケースのエアフロー強化には最適な特性を持っている。吸気や排気の追加ファンとして導入したり、ホコリがたまった古いケースファンから交換するだけでもかなりの効果があると思われる。本格的な夏が来る前に対策を検討してみてはいかがだろうか。

 

(提供:エイデータテクノロジージャパン)

 

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