RTX 3070との差が大きめに出た「Days Gone」
「Days Gone」では、画質は最高設定に。ゲーム序盤に訪れるオリアリー山アジトから一定のコースをバイクで移動した時のフレームレートを「CapFrameX」で測定した。
全体の傾向はこれまでの検証結果から外れてはいないが、RTX 3070 Ti FEの3070 FEに対するパフォーマンスゲインはおよそ7〜10%と大きめに出ている。手動計測による影響で差異が広がった可能性もあるが、メモリーバス幅以外のスペックアップ要素が下位GPUとの差を明確にしたと評価できる。
重量級「Horizon Zero Dawn」では?
ここから重めのゲームで検証していこう。まず「Horizon Zero Dawn」では、画質“最高画質”とし、ゲーム内ベンチマーク機能を利用してフレームレートを計測した。
まず、Horizon Zero Dawnの最低fpsは暴れやすいので平均フレームレートを中心に見ていくことをオススメする。ここでもRTX 3080 FEと3070 Ti FEの間に見えない壁のようなものがあり、ここを境にフレームレートが急激に伸びている。
RTX 3080 FEは3070 Ti FEに対しフルHDでもおよそ10%差、4Kになるとおよそ20%の大差を付けているが、ざっくりと国内におけるRTX 3080の実売価格とRTX 3070 Ti(予想)価格でコストパフォーマンスを弾き出してみると、10〜20%の性能差を数万円〜10万円程度の差で買うことになる。
GPU設計に起因する性能差は歴然としているが、費用対効果的にはRTX 3070 Tiは健闘しているといえるだろう(ただ、RTX 3080発売当初の価格を考えると、同価格帯で10〜20%性能が目減りしているという見方もできるので、断言はしない)。
「Assassin's Creed Valhalla」の重さを再確認
強烈に重い「Assassin's Creed Valhalla」でも試してみよう。画質は“最高”とし、ゲーム内ベンチマーク機能を利用してフレームレートを計測した。
GeForceではフレームレートがあまり上がらないゲームであるため、最上位であるRTX 3090 FEとRTX 3070 Ti FEの差はフルHDでおよそ11%上、4Kでようやく25%上と“詰まり気味”な結果になった。このゲームの場合はフルHDまたはWQHD、必要に応じ影の設定などを落とすといった調整が必要になるだろう。
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