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山根博士のグロスマレビュー

5000万+4800万画素のハッセルブラッドカメラが魅力の「OnePlus 9 Pro」

2021年05月27日 12時00分更新

ハッセルブラッドの高画質カメラを2基搭載

 カメラは4800万画素+5000万画素(超広角)+800万画素(光学3.3倍望遠)+200万画素(被写界深度測定)という4つの組み合わせ。センサーは4800万画素が1/1.43型のソニーIMX789、5000万画素が1/1.56型のソニーIMX766という贅沢な組み合わせだ。2つの高解像度カメラ搭載しており、縦にその2つが並ぶデザインも独特と感じる。カメラの台座部分からこの2つのカメラは出っ張っているがそれほど気にならない。ハッセルブラッドのロゴは控えめにプリントされている。

4800万画素+5000万画素カメラの組み合わせ

カメラのでっぱり度合い。気になるほどではない

 カメラのUIはシャッターボタン上に各種モードが並ぶ。他社のスマートフォンに見られる「その他」のモードがないため、好みの撮影モードを選びやすい。高画質カメラへの切り替えも「その他」から選ぶ製品があるが、OnePlus 9 Proは写真モードで画面右上の設定からアイコンを選ぶだけと簡単だ。なお、標準画質モードでは「0.6倍」「1倍」「3.3倍」と3つのレンズが選べ、デジタルズームも30倍が利用できる。一方、高画質モードにすると5000万画素の「0.6倍」、4800万画素の「1倍」しか選べない。

(左)写真モード。ワンタッチで3つのカメラを切り替えできる。(中)0.6倍で高画質を選ぶ。望遠のカメラ切り替えモードは表示されない。(右)同様に1倍で高画質を選ぶ

 カメラのモードは「コマ撮り」「パノラマ」「スローモーション」「ビデオ」「写真」「ポートレート」「夜景」「プロ」「ティルドシフト」。ポートレートと夜景は4800万画素、5000万画素の2つのカメラのみを選択できる。またプロモードではRAW撮影も可能。そして疑似的にミニチュア・ジオラマ撮影ができるティルドシフトモードも搭載。動画は8Kや21:9のシネマサイズなど豊富な撮影モードを設定可能だ。

(左)夜景にすると3.3倍は選べない。(中)プロモード。(右)動画は選べるフォーマットが多い

 それでは以下いくつか作例を示す。

【0.6倍標準】画角の差を確認(4096×3072ドット)

【1倍標準】画角の差を確認(4000x3008ドット)

【3.3倍標準】画角の差を確認(3264x2448ドット)

【1倍標準】画質の差を確認(4000x3008ドット)

【1倍4800万画素】画質の差を確認(8000x6016ドット)

【1倍】ポートレート・ボケ最大(4000x3008ドット)

マクロモード(4096×3072ドット)

ティルトシフトモード(3264x2448ドット)

【1倍】夜景モード

【まとめ】ハイスペックと高い質感
ハッセルブラッドのカメラ搭載で日本でも売れそう

 OnePlus 9 Proは本体スペックが高いにも関わらず軽量・スリムで持ちやすい。またカメラは2つの高画質カメラを搭載したことで、超広角でもかなり美しい写真を撮れるだろう。ビデオ撮影にも適していると言える。ディスプレー性能も申し分なく、ぜひとも日本で発売してほしい製品と感じられた。

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