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IoTソリューションのサブスク「IoT SELECTION」に、MAMORIO Bizなどの新ラインアップが追加

2021年05月12日 11時00分更新

 ソラコム、東京センチュリー、ビープラッツは5月12日、3社が協業して運営するIoTサブスクリプション・マーケットプレイス「IoT SELECTION connected with SORACOM(以下、IoT SELECTION)」において、新たにみっつのソリューションを提供開始した。

 IoT SELECTIONは、導入事例として実績のあるIoTソリューションをサブスクリプションで提供するウェブサイト。カテゴリーは工場、所在管理、翻訳、医療・介護、トイレ、農業、車、POSレジ、遠隔監視、マーケティングの10種。

 提供するIoTソリューションは、モノ(デバイス)、通信、アプリサービスをパッケージ化したもので、ユーザーは郵送で送られてくるデバイスを設置して簡単な初期設定するだけで、使いたいIoTソリューションをすぐに利用できるという特徴がある。

 今回、新たなソリューションとして、ネットワーク型タリー伝送システム「AirTally」、回転機器劣化検知ソリューション「MMCloud for AEMonitorPack」、使用者が持ち出す共有物品の紛失防止・持ち出し管理ができる「MAMORIO Biz」がラインアップに加わった。

 AirTallyは、テレビ中継時のカメラ位置とタリー情報をリアルタイムで確認できるシステム。親機を中継車に設置して、子機をテレビカメラに装着して使用する。タリー情報を親機から子機へ伝送し、子機のLEDランプが点灯することで、現場カメラマンはどのカメラの画が使用されているか把握できる。月額料金は、親機が1セット1万978円、子機が1セット6578円。

 MMCloud for AEMonitorPackは、対象機器にAEセンサーを取り付けることで、モーター、ポンプ、ファン、コンベアなどの回転機器の亀裂や摩耗を検知して劣化挙動を見える化できるサービス。風力発電設備やプレス機、射出成型機など、これまで振動センサーでは検知できなかった超低回転機器の劣化予知にも対応する。異常発生時にはアラート通知も可能で、本サービスを利用することで故障の予兆保全ができるとしている。月額料金は1セット15万4000円。

 MAMORIO Bizは、法人が所有管理する、一時的に使用者が持ち出すパソコンやカギなどの共有物品に、電池交換可能な紛失防止タグ「MAMORIO」を取り付けることで、持ち出し中の紛失防止が図れるというもの。据え置き型MAMORIO検知デバイス「MAMORIO Spot」を物品保管場所に設置すれば、保管・返却物品の管理も可能だ。月額料金は、タグ5個パックで2万4750円(そのほか、タグ10個/30個/50個パックあり)。

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