予算10万円でAPU搭載ゲーミングPCを作る予定だったが……?
Radeon RX 6700 XT搭載の"超"ゲーミングPC爆誕! 汗と涙、サプライズ満載の自作体験レポート
エピローグ:買ってきた水冷CPUクーラーを換装してみた
あれから数日後、私は再び秋葉原のパーツショップであるものを購入。編集部に偶然ドリル北村がいたので、パーツを買った旨を報告した。
私:当初のパーツ構成よりだいぶ豪華になったので、水冷も思い切って360mmラジエーター搭載モデルにしちゃいました。どうでしょう?
ドリル北村:おお、Thermaltakeの「Water 3.0 360 ARGB Sync」か。良い買い物をしたね!
私:さっそく換装しようかと思います
Thermaltakeの「Water 3.0 360 ARGB Sync」は、マザーボードのイルミネーションと同期可能なRGB LEDを採用する、水冷一体型CPUクーラーだ。ASRockのマザーボードでもLEDの同期ができ、より煌びやかなLEDイルミネーションが楽しめる。今回チョイスしたのは360mmラジエータータイプで、ドリル北村から借りた240mmラジエーターより放熱効率が高い。価格は約1万6000円。
ドリル北村:市川くんが買ってきた水冷CPUクーラーは天頂部に取り付けできないから、フロントに取り付けよう。まずは天頂部にあるラジエーターを取り外そう。
私:了解です。
私:ビデオカードのサイズがラジエーターと干渉して収まらなくなりました。ドリル先輩、これはどうしたらいいですか?
ドリル北村:冷却性能が落ちるし見映えも美しくなくなるけど、グラボに干渉するファン1個を外しちゃおうか。
ドリル北村:お、収まったじゃない。
私:これでビデオカードとの干渉は解決ですね。ただ、問題は取り外したファンですね。これ、どうしましょう?
ドリル北村:あー、そうだね……。それじゃあ、天頂部に装着しちゃおうか。
私:え、えぇーっ?!
ドリル北村:ほら、天頂部も光るし、最高っしょ?
私:は、はぁ……(首を傾げる)。これで水冷CPUクーラーの換装もOKですね。
ドリル北村:超ゲーミングPCの出来上がりだね。おめでとう!
私:ありがとうございます!
最初は、10万円の予算で必要最低限の構成でゲーミングPCを組み立てた。自作経験者であるドリル北村から教えを受けながら工程をクリアしてくうちに、習得度が上がっていくのを実感できた。各種ケーブルの配線に苦戦した点を除けば、プラモデルを組み立てるような感覚で楽しかった。
組み立ての達成感はもちろんのこと、PCとして長く活用していくための換装もまた面白い。強力なパーツを手に入れて相棒をどんどん強くしていく。このあたりはプラモデルというよりも、ミニ四駆に近いかもしれない。次の目標は誰にも頼らず、自らの力で完成させること。それができたら初心者卒業だ。
今回の経験で学んだ教訓は、「自作の世界は奥深く、そしてめっちゃ楽しい!」。
最終的にできあがったPC構成(CPUとビデオカードは借り物) | |||
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商品名 | 金額(税込) | ||
CPU | AMD「Ryzen 5 5600X」 (6コア/12スレッド、3.7~4.6GHz) |
¥41,000 | |
CPUクーラー | Thermaltake「Water 3.0 360 ARGB Sync」 (360mmラジエーター、簡易水冷) |
¥16,000 | |
マザーボード | ASRock「B550M Steel Legend」 (AMD B550、Micro ATX) |
¥16,000 | |
メモリー | Aiuto「AU-2XM378A1G44AB0-CWE」 (DDR4-3200、8GB×2) |
¥13,000 | |
ストレージ | Western Digital「WD Blue SN550 NVMe WDS100T2B0C」 (M.2 NVMe、1TB) |
¥13,000 | |
ビデオカード | ASRock「Radeon RX 6700 XT Phantom Gaming D 12GB OC」 (GDDR6 12GB) |
¥126,000 | |
電源 | Corsair「RM850」 (80PLUS GOLD、850W) |
¥14,000 | |
ケース | Fractal Design「Define C TG」 (ATX、ミドルタワー) |
¥13,000 | |
合計 | ¥252,000 |
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