仕事で使えるビジネス版LINEである「LINE WORKS」(ワークスモバイルジャパン)の連載では、アカウント作成の基本からビジネスシーンでの活用術、便利なTipsなどを紹介していく予定。第62回は、LINE WORKSとDropboxを連携してファイルにアクセスする方法について紹介する。
社内コミュニケーションは「LINE WORKS」、オンラインストレージには「Dropbox」を使っている企業にお勧めしたい機能がある。2021年2月のアップデートで両サービスの機能連携がさらに強化された。これまでは「Dropbox」画面からのみ「LINE WORKS」へのファイルリンク送信が可能だったが、「LINE WORKS」のトーク画面から「Dropbox」に格納しているファイルの共有リンクの作成と送信が可能になったのだ。
もちろん、LINE WORKSにもファイルを保存することはできる。フリープランだと5GBまでだが、有料プランであれば100GB~10TBのストレージを利用できる。しかし、無制限の容量を利用したいとか、外部との共有を細かく管理したい場合など、Dropboxを導入していることもあるだろう。そんな時、LINE WORKSで手軽にDropbox内のファイルを共有できるのはとても便利だ。
LINE WORKSからDropboxへの連携方法
LINE WORKSからDropboxにアクセスするには、まず管理者画面の「アプリディレクトリ」から、Dropboxの詳細画面を開く。「LINE WORKSに追加」をクリックし、利用するユーザーを指定すればいい。これで、スマホのLINE WORKSアプリからDropboxにアクセスし、任意のファイルへのリンクを送信できるようになる。
LINE WORKSアプリの「+」メニューを開き、「アプリ」をタップする。連携アプリが表示されるので、「Dropbox」を選択。初回のみログイン画面が開くので、Dropboxにサインインしよう。Dropboxの画面が開いたら、共有したいファイルやフォルダをチェックし、「選択」をタップすればいい。
LINE WORKSにDropboxへのリンクが送信されるので、「確認お願いします」のようなメッセージを追加しておこう。URLを開くと、Dropboxのアプリやウェブサイトで共有したファイルやフォルダが表示される。
DropboxからLINE WORKSへURLを送って共有することも可能
Dropbox側からLINE WORKSへURLを送信することもできる。ファイルやフォルダの共有メニューを開き、「LINE WORKS」の「共有」をクリックすればいい。初回のみボタンが「リンクする」になっているのでクリックし、LINE WORKSアカウントでサインインすればいい。
メッセージの送信画面が開いたら、送信先を選択する。トークルームだけでなく連絡先からメンバーを指定することも可能だ。「本文」にメッセージを入力し、「送信」をクリックすればLINE WORKSにURLと共に送信される。
いちいち別サービスを立ち上げてコピー&ペーストするより、連携させた方がずっと効率がいい。Dropboxユーザーなら、ぜひLINE WORKSと連携することをお勧めする。
次回は注目度の高い建設業の事例について掘り下げてみたいと思う。
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