970 EVO Plusにすると980より
リードが約1.5倍、ライトが約2倍高速化
「970 EVO Plus」でも認識と動作に問題はなく、換装はスムーズに完了。さっそくベンチマークを実行すると、DRAMキャッシュが効いてか、パフォーマンスはしっかりと向上していた。
「Blackmagic Disk Speed Test」で、リード1484MB/sec、ライト1324MB/sec。「AmorphousDiskMark」もリード1702MB/sec、ライト1491MB/secを記録している。容量と速度の両方でMacBook Air標準搭載のSSDより優れていることになる。
「980」よりも高速化したとはいえ、「970 EVO Plus」1TBの公称値はリード・ライトともに3000MB/sオーバーなので、半分程度の速度しか出ていないことになるが、これは前述の通りPCIe2.0x4接続によるものなので妥当な数字だと言えよう。
「980」と「970 EVO Plus」の価格差は容量で異なり、500GBで3400円前後、1TBで4000円前後とそこそこある。旧型のパワーアップだけに、あまり予算は割けないが、パフォーマンスを重視して「970 EVO Plus」に換装するのもアリだ。
13.3インチMacBook Air Mid2017の延命は大成功
あくまでも換装は自己責任で、ともすればロジックボードの破損などそれなりに危険が伴うが、換装することで、心もとなかったストレージ容量が改善された13.3インチMacBook Air Mid2017。数年とは言わないが、M1チップが熟成するまでのつなぎには十分だろう。
MacBook Air Mid2013~2017を愛用している人は、自己責任を念頭に換装にチャレンジしてみると、わずかな出費で性能向上を期待できるだろう。
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